M.Y 様
50代後半
大学知財部門勤務
2回
論文対策パック、論文添削ゼミ
特許事務の仕事をしながら、知的財産管理技能検定1級(特許専門業務)に合格したことをきっかけに、さらに法律の勉強をしたくなり、弁理士試験合格を目指しました。1年目は手の届かない目標を掲げての力試しという気持ちで臨みましたが、論文式試験(必須科目)が合格最低点に1点足りずに不合格という結果だったことで、「惜しかった。あと1点なら頑張れば合格できるのでは」という思いに後押しされ、もう1年勉強してみようと思いました。
2年目は短答式試験と論文選択科目が免除でしたので、論文必須科目の勉強に全力を注ごうと思いました。独学に限界を感じ、他社の低額な論文オンライン講座を視聴していましたが、なかなか自分で考えてちゃんとしたボリュームの答案を書くことができず(書いてみる気にもなれず)自分に厳しくできないので、答案を提出して添削してもらえるコースを探しました。もともと弁理士試験に挑戦する動機が「力試し」でしたので、できるだけ費用をかけたくないと思い、リーズナブルな資格スクエアの論文対策パックを申し込みました。
はじめて担当講師の林先生の講座を視聴したとき「わかりやすいっっ!!」と驚愕しました。思えばこれまでほぼ独学でいばらの道を歩んできたのだとしみじみ実感したものです。清潔感と温かみのある語り口が好印象で「こんなにいやみのない先生が他にいるだろうか。いやいないだろう」といつも思いながら視聴していました。また、5月に受講開始したため、6月~8月の本試験直前まで、論文対策パック【実践講座】の、特実16回,意匠8回、商標8回、さらに論文添削ゼミ(夏期:特実4回、意匠2回、商標2回・直前ファイナル:特実2回、意匠1回、商標1回)を提出しまくったのですが、事務局の方がいつも迅速に対応してくださり、応援してくださって嬉しかったです。
平日は平均1時間半、土日は1日5~7時間、1週間で20時間くらいだったと思います。平日は仕事や家事で疲れて、夜はまったくできなかったことも多く、そういう日は翌朝4~5時に起きて勉強するようにしていました。夜眠たいのを我慢して勉強しても頭に入らないので、そういうときはさっさと諦めて寝てしまい、翌朝挽回する方が能率がいいと思います。また、通勤時間には、論文対策パック【実践講座】の答案例のうち「こんな答案を私も書きたい」と思った答案を自分で音読して録音したものや、特許法等の条文や判例や青本の重要だと思う箇所を音読して録音したものを聞いていました。自分の声なので笑ってしまいますが、その手作り感が「私は勉強している」という気分を盛り上げてくれておすすめです。
受験1年目が力試しで、2年目に合格できたため、モチベーションはずっと高めで、あまり変化はなかったと思います。ただ、1年目の論文必須試験はたぶん不合格だとわかっていましたが、いくらわかっていたとしても、実際に「不合格」という現実と向き合うのはつらいもの。落ち込むことはわかっていましたので、不合格だったときのために、知財検定の1級ブランドを申し込んでおきました。論文不合格の現実に向き合わず、ブランドの勉強に逃げたわけです。そして、1級ブランド合格→2年目の弁理士論文の勉強に情熱をシフトしました。余談ですが、不合格だったとはいえ、弁理士試験に受かるべく商標・意匠の勉強をしていたのだから、1級ブランドの過去問も解けるだろうと甘く考えていましたが、ブランド戦略を立てる側の知るべきことが問われ、切り口が違っていて面白かった(難しかった)です。弁理士試験と知財検定を両方勉強することで相乗的に理解が深まるところがあると思いました。
勉強開始間もない時期は、短答式試験で何点取れるかに挑戦!という気持ちで、短答の過去問を繰り返し解くことに集中していました。そのころから合格直前期まで、法律の勉強が楽しいという気持ちは変わらず、勉強がつらいと思ったことはありません。ただ、短答式試験では正確な知識が問われますが、解答は選択肢の中から選べばよいから、自力で解答を作り上げることはありません。でも、論文式試験、口述試験になってくると、自力で答案を構成し展開していかなければならなくなります。短い試験時間の中で、問われていることに自らの知識を照らしポイントを掴む瞬発力も必要になります。そのため合格直前期には、実際に書く、実際に口頭で答える、といった実戦練習がとても大切になってくると思います。
1年目の勉強を始めた当初は、法律の勉強がただ楽しかったことと、コロナ禍でどこにも行けなくなり暇があったので、特許法・実用新案法・意匠法・商標法をノートに書き写すという、江戸時代のような勉強方法を実践していました。そこに覚える点や重要点を書き込んだり、マーカーで色分けしたりとそれなりに法律の理解に役に立ちましたが、要した時間を考えると、まぁ「やる必要がなかった」ことと言えるでしょう。その後も重要点等をまとめるために、四法横断法文集に書き込んだり、エクセル表を作ってみたりと、いろいろな資料を分散して作ってしまったのは無駄だったと思います。無駄を繰り返すことで覚えたことや身についたこともあるとは思いますが、自分なりの資料を作成するのに時間を使いすぎてしまったのは反省点です。
資格スクエアの論文対策パック【実践講座】と論文添削ゼミ(夏期・直前ファイナル)を受講したことです。様々な問題に取り組むことができ、練習できたことが力になりました。また、添削で教えていただいた復習ポイントが本試験に出題されて、得した気分になりました。それから、論文対策パックの青本講座の法改正の講座がとてもわかりやすく、苦手意識のあった画像意匠についてよく理解できたこともよかったです。反省点は、論文の添削問題を家でやると、どうしても制限時間に甘くなってしまうことです。本番では(特に特実は)とにかく時間が足りないので、少なくとも本番直前までには制限時間厳守である程度のレベルの答案を書ききれる練習をしておくことが必要だと思いました。
どのような方にも幅広くおすすめできると思います。受講料が倍額以上の他社の講座もあり、たしかにインターネットで見かけたレジュメはクオリティが高いように感じました。でも、資格スクエアの論文対策パックで学び、知識を習得し、添削問題に取り組めば、合格することができます。「他社の受験生に書き負けない」ということ実感することができました。「通学」でなければやる気が出ない方、「できるだけお金をつぎ込みたい」という方、以外でしたら、どのような方にもぜひ資格スクエアで弁理士試験の勉強をすることをおすすめいたします。
日本でも特許非公開制度の導入が検討されているそうですが、これからも世界における知的財産の重要性はますます高まっていくでしょう。常に世界最先端を見すえる弁理士は責任が重く、やりがいのある仕事だと思います。その一歩となる弁理士試験合格に向けての学習にどうぞ楽しんで取り組んでください。