大野 佑輔 様
合格時30代前半
メーカー知財部勤務
2回
基礎・短答・論文パック
ありがとうございます。
弁理士試験の学習はこちらを受講させていただく前に、ちょっと独学でやってみようと思って、実はその年の5月くらいから本屋さんに売っているような本で勉強してました。
そうですね。
短答式試験の過去問をやってみた感触で言いますと、やっぱりちょっと手が出ないなと。歯が立たないなというのが正直な感想で。だったらまぁちょっと投資してみようかなと思って講座の受講を始めました。
そうですね。多分嬉しいっていうのもあったんですけど、一番は「もう勉強しなくていいな」っていうちょっとホッとした感情が(笑)。
メーカー知財部にて先輩に弁理士がいまして、やはり「せっかく知財部に入ったのだから専門家になりたいな」と当初は軽い気持ちでチャレンジを始めました。
その会社の弁理士の方に、「ちょっと弁理士、受けてみたいんだけど…」と、相談はしてみましたね。
反応としては「大変だけど、やってみてはどうだろうか?」という返事でした。
そうですね。
研究開発職でも、自身が発明者として弁理士の先生と話をしたり、特許出願したりというケースもありまして。
そういったお話の中で、やっぱり研究開発職だけだと研究しかできないけれども、知財部に入れば色々な技術に携われると思い、知財部への異動希望を出しました。
そもそもですが、当時、知的財産のお仕事とか特許事務所っていうお仕事とかを知らなかったんですね。働き始めてから「こんな仕事があるんだ!」と気づきました。
そういった知らない状態で就職活動したので、特許事務所などは元々選択肢にはなかったです。で、何となく周囲の理系学生を見ていると、メーカに就職されてる方とかもいて「僕も就職するなら、そんな感じなのかな」と思って職業を探していたような感じです。
そもそもなのですが、今住んでいる所がちょっと地方なんですね。
なので「通学」っていう選択肢については、ちょっと難しいなというのが最初に思いとしてありました。
で、2019年当時、通信講座としてしっかり制度が整っているのが、資格スクエアさんだと思ったので、ここで頑張ってみようかなって思いで選びました。
あとやはり金額的な面でも、他の予備校と比べ安価で助かったなという気はします。
様々な予備校をレビューしているウェブ上の記事とかもあって、結構そういうのも見ました。
それでまぁ、合いそうかなと思いまして。
そうですね。独学で学習を始めたのと、知財部の実務開始が大体同じくらいです。
知的財産については会社に入ってから、特に知的財産部に入ってからですね。
試験勉強で学んだ内容と実務がリンクできた点は良かったなと思います。実務で出てきた内容を、法文集で確かめて「あ、これのことなんだ」とか。
多分なんですけど、3,000時間弱くらいだと思います。ただちゃんと数えてなくて、投入できる時間は全部投入したみたいな感じです。ざっくりそれくらいだと思います。
うーん…僕の出身である理系科目の勉強は好きではあったのですが、弁理士ってどちらかというと文系科目になると思うんです。弁理士の試験学習を始めた際そういう戸惑いはちょっとありました。
まず資格スクエア受講し始めたのが10月、そこから12月までの3ヶ月くらいは、基礎講座を主に視聴してました。
そこから短答対策講座を受けて試験に備えていたのですが、新型コロナウイルスの影響で、試験日程が延期になってしまったんですよね。
なので、その延期が決まったあたりから論文対策講座を受講させてもらいました。
延期した短答式試験の直前には、もう一度短答の「ウェブ問題集」を中心にやらせてもらって、試験当日を迎え、ここで短答式試験合格と。
で、そこから次の論文式試験までちょっと短い期間ですが、論文対策講座を全部見まして、試験に挑んだ…という感じですね。
そうですね。令和2年度も受験しまして、そこで短答式試験と論文式試験の選択科目(情報)に合格しました。
そこで試験も免除になり、令和3年度試験は論文式の必須科目と口述試験の2つですね。
講義の中で、講師の方がかなり言っていたと思うんですけれども、条文、特に法文集を読むっていうのが根本的に良かったんだろうなって思います。
最初の基礎講座を受講してる間に、法文集も並行して読めたのは良かったのかなと。
そうですね。独学の時は結構「こんなの本当にやるのか?」と思っていましたが、講師の方から言われて「やるものなんだな」と思いました。合格のためには、皆さん通る道なんだなと(笑)。
それが結果的に良かったんだろうと思います。
講義の視聴スタイルはスマホ、で基本的には音声のみの再生でした。
僕、通勤時間が大体片道1時間くらいなんですね。その間、講義を1.6倍速再生にして1講座終わらせられるくらいの尺だったので、行き帰りで2講座聞けるようなペースで視聴してました。
音声のみで聞いてて、分からないところがあれば、巻き戻してそこだけ動画講義を見てました。
あと、基礎講座自体も僕は2、3周くらいは聞いてると思うんですね。そういうのもあって多分音声だけでもある程度学習効果があったんじゃないかなって思います。
そうですね。先ほど言ったように「法文集読まなきゃ」っていうところですね。
受講後「やっぱり法文集は使うんだ」ってそこから法文集読んだりしたり、あと四法対照を使って、そこに講義の中で気になったところをメモしたりとか、そういったこともしました。
資格スクエアの講師の方からアドバイスいただいたものを、そのまま素直にやったっていう感じですね。
資格スクエアには「質問ボタン」とかもご用意いただいてるんですけど、その当時の僕の疑問点が、あまりにも初歩的な質問になってしまうようで、そこに書くまでもないような気がして、あまり質問機能を使えなかったです。
ただ一方で、学習の細かいことを気にせず、たくさん講義を回せたのは、むしろ良かったような気もしており、そこは良し悪しな気がしています。
短答問題集をまず解いてから短答対策講義を聞く…というような進め方をしてました。まぁ予習して講義聞くという流れですね。
これも講師、菊池先生がおっしゃっていたのを守ったんですけど、一個一個の枝(肢)に対して、根拠をもって「何でこうなってるんだろう」と考えながら勉強できたのが良かったのかなと思います。
あとはそれと並行して、ウェブ問題集の方も進めさせてもらいました。そちらも短答式試験の9月までに3周くらいはしたのかなと思います。
もう結局全問やってました。
間違えたところだけをもう一回やり直して、またリセットして3周やるって感じですかね。
これは調べてみたところ、僕の受けた「情報」の試験ですと、本一冊やればある程度合格できるっていう触れ込みがたくさんありまして。
同じように本一冊買って、短答式試験の勉強に飽きたらちょっと読んで、みたいな形で進めました。
ただもう最後は、論文式試験の必須科目が終わってから選択科目まで一ヶ月くらい期間があるので、そこで追い込みをかけようと思ってました。なので短答式試験の合間に結構ざーっと見るくらいでしたね。
そうですね。短答式試験終了後の9月末、10月始めくらいから論文式の対策をまた再開しました。
添削は…何か受けたらよかったのかもしれないのですが、受けなかったです。「まず実際の試験で、どれくらい点数をとれるのかな」って思い、添削無しで本番を迎えたんですね。
やってみると意外と点数が取れたんです。ただ意匠法だけちょっとパニックになって、足切りになってしまった…という感じですね。
ここで「書き方はきっと間違ってないし、これから経験を積んで、またそのまま本番で頑張ろう」と、特に添削とかはせずに勉強を進めました。
そうですね。あとは、模試も受けながら経験を積んでいきました。
模試は3回受けました。
そうですね。これもやっぱり講師の林先生の話を聞き、素直に書いたらそんな感じになってました。
このまま続けて大丈夫だなっていうのを確認できました。
実は1年目の短答式試験前までは、基礎講座や短答対策講座を全部完成させようと思って、論文対策講座は一切やらなかったんですけど、短答終了後から2年目の論文式試験までは、論文対策講座のみに注力し、過去問も1周しました。5年度分ですかね。
論文過去問演習に関しては、2年目は対策としてそんなにやることが少なく、余裕があったので取り組めた感じですね。
1年目の試験時で講義は全部視聴を終えていたので、2年目に向けて何をすればいいのかな、という点でちょっと迷いがありました。
結局その後は、基礎講座をもう一回見直すとか、あとは青本講座とかも複数回聞いてみたりして、完成度を上げていくような作業も進めました。万全を期そうと。
青本講座で扱われた趣旨・論文対策講座で扱われた設問の回答を、手で実際に書いてみました。
あまり推奨されてないかもしれないのですが、最初は手書きが辛いので、Wordとかで書き出してみて、書き方やリズムを覚えてから手書きに移行しました。
そこはちょっと労力を短縮できたかなと思います。
まず大学で書きましたね。修士論文ですね。
今の会社の方でも、研究開発職の時に論文を出して発表させてもらう機会がありました。
一応他校の予備校で2回模試を受けました。その予備校で受けると、予想問題集みたいなものをもらえるので、それを試験日までひたすら回すような感じです。
1回目の受験で論文式試験を受けた時、意匠法だけ駄目だったというお話をしましたが、その点数を見た時に「あ、もう1年やったら合格できそうだな」という感触はありました。
やっぱり講義の中だけでは「どれくらい点数を取れるんだろう」というのが分からない状態だったのですが、実際の試験でこういったフィードバックがあったことで「あ、このまま続けてて大丈夫だな」っていう安心はありましたね。
僕、朝4時半くらいに起きちゃうんですね。
そこから家を出るのが5時45分なので、ご飯を食べても、まぁまだ時間あるなって状態です。そこで短答式試験時はウェブ問題集をやったり、論文式試験の時は趣旨を手で書いてみるなどしてました。
通勤中は1時間講義を聞いて、お昼休みもウェブ問題集をやって。
仕事は定時に帰れる日が結構多く、だいたい17時半~18時とかに終わって、そこから1時間講義を聞くと。
帰ってくるのが大体18時半~19時で、家事やご飯、ちょっとテレビ見たりして、20時くらいからもう一度勉強し始めるような感じですかね。大体1~2時間くらい。そこの時間は大体講義の予習ですね。
はい。
あと休日は、日によってまちまちですが、勉強する日は朝4時半起きかな。起きちゃうんですね(笑)。そこからご飯食べたりしても、5時半くらいから暇なので勉強してました。
午前中3時間やって、お昼からも2時間くらい、夜も20時くらいから1~2時間くらいやる感じですね。
学習始めから、そのぐらい取れていたかと思います。
直前期は休みの日にちょっと増えたかもしれないですね。1~2時間くらい。
試験日まで今からあと何日あるか数えてみた時に、じゃあどれくらいの講義を、週何回聞いていけばいいのかな…と数えて組んでいった感じですね。
妻と一緒に映画やテレビを観たり…というのはありました。
僕自身趣味はそんなにないので、勉強に打ち込めたんだと思います。
仕事と資格の勉強は、結構連動してる部分が多かったので、勉強すると仕事の話も分かるし、仕事の話が分かるとまた勉強につながる…という良い循環がありました。
そこがモチベーション維持にもつながったのだと思います。
僕の性格上、何かスタートを切ると途中でやめられず、当初の弁理士挑戦のきっかけが「せっかく知財部に入ったのだから…」と軽い気持ちだったのが、勉強を続けた結果、本当に合格まで辿り着いてしまった…とのが今の正直な感想です。
とはいえ、これから弁理士として登録した後は、知的財産の専門家として、今の知財部で腕を振るって活躍できたらなと思っています。
僕自身は資格スクエアの講師の方の言うことを聞いて、素直に続けていって、その先に合格があったと感じていますので、信じた道を突き進んで一生懸命やって、ぜひゴールを勝ち取ってほしいなと思います。