W 様
30代前半
特許事務所勤務
5回(資格スクエアでは2回)
論文対策パック
大学院で研究をしていたので研究職を目指していましたが研究室での実験が大変で、一生の仕事にすることをためらい、理系の知識を活かせる弁理士を目指しました。
法律の勉強を全くしたことがなかったので、勉強方法がわからず最初はどうしていいかわかりませんでしたが、「今まで何万人も合格している試験なので、絶対に自分もできる」と信じて気持ちの整理をしていました。
YouTubeで体験授業を聞いて、分かりやすかったからです。他にもオンライン講座はありますが、最もコストパフォーマンスが良さそうだった資格スクエアにしました。また、オンラインであるにもかかわらず気軽に質問ができるのも決めた理由です。
林先生に論文を教えていただいておりましたが、個人的には他の予備校の先生よりとても分かりやすかったです。板書の記載がよく、特に要件に数字を振って、効果とセットで説明していただいたのがよかったです。
資格スクエアでは論文対策からでしたが、直前期は仕事を休んで70時間ほどやっていました。それ以外は割と20時間ほどしかやっていませんでした。年末年始はゆっくり過ごし、GWは1日6時間程度復習を行っていました。
モチベーションは弁理士試験を受ける上で一番大事なことだと感じました。自分は他の予備校のゼミも利用して、そこで上位に入るように心がけることでモチベーションを維持してました。また、勉強仲間を作ることで他の人が頑張っている姿を見て自分も頑張ろうとしました。
ダルビッシュ選手が言っていたのですが、「10年後のダメになった自分を想像して、神様が10年前の今に時間を戻してくれて、ダメにならないように今を頑張る」という話を思い出しながら励みにしていました。
勉強開始時期はそもそも何をしていいのかわからない状況で、とりあえず授業を受けて参考書を見るだけという感じでした。
しかし学習が進むにつれ、法律の趣旨や規範の理由付けなど、理解を重視するようになりました。「理解」ができていれば、規範や趣旨を覚えていなくても、何かしら書くことができると思います。
一時期、写経と呼ばれるものを行っていましたが、腕の筋肉トレーニングだけになってしまった気がします。何も理解せずに、ただ写す作業になっていたと思います。また、先生によって答案も変わってくるので意味はなかったと思います。
また、自分にとっては法文集の素読というのも意味がありませんでした。自分が素読のやり方を間違えていただけかもしれませんが、「問題を解きながら条文を読んで理解する」というのが自分にとってはよかったです。
論文式試験になりますが、①暗記から逃げないこと(後回しにしない)、②理解をしてから覚えること、③パターン化すること、だと思います。
①について、理解は大事ですが結局判例や趣旨は最終的に覚える必要があるので、早めに覚えた方がいいと思います。②について、理解せずに覚えても次の日になったら忘れてしまうので、理解をしてから反復するのがいいと思います。③について、問題を見た瞬間に「ああ、またこれか」と思えたら勝ちだと思います。応用問題が来ても、考える時間や頭の容量に余裕ができ、答案の書くスピードを上げられると思います。
まずは、対面で授業を行う予備校より費用を抑えたい方、家の近くに当該予備校がない方、通学通勤時間を効率的に使いたい方、短期間で合格したい方、家や自習室でも勉強が可能な方、はおすすめできると思います。
弁理士試験は難しいと言われていますが、今まで何万人も合格できた人がいますし、最後まで諦めなければ皆合格できると思います。
合格後は、コロナも明け、同期や先輩達と祝賀会が開かれます。社会人になった後も新入社員のような新鮮な気持ちでスタートできます。是非合格を勝ち取りましょう。