受講生 合格体験記

「条文理解が飛躍的に進みました」
他校とは異なる切り口で、見事合格!

AM 様

  • 年齢

    30代後半

  • 職業

    調査会社勤務

  • 受験回数

    3回

  • 主な受講講座

    基礎・短答・論文パック

翻訳者と弁理士の役割に
共通の魅力を感じる

弁理士試験合格、おめでとうございます。
弁理士資格取得のきっかけをお聞かせいただけますか?

現職では翻訳業務のほかに、業務改善プロジェクトで生産性向上に向けたツールの導入と運用支援に力を注いでいました。

機械翻訳や翻訳支援ツールを導入することで、生産性向上を実現し、大きな達成感を得ることができた一方で、今後テクノロジーが発展するにつれて、生産性の高い翻訳とは、AIによる訳出をその分野の専門家が短時間でチェックし、正しく届けることになってくるだろうと、肌で感じました。

これらの経験を通じて、特定の分野で専門性を高めたいという想いが強くなり、また翻訳者と弁理士の役割に共通の魅力を感じたことをきっかけに弁理士を目指すことにしました。

ご出身は理系・文系どちらになりますか?

文系出身です。選択論文は民法を利用しました。

数ある予備校の中から、資格スクエアを選んでいただいた決め手は何でしたか?

弁理士試験は、全くの異業種からのチャレンジでした。
一年目に別の予備校で学んだものの、論文などで実際のケーススタディに落とし込んだ際に、実務経験がないため手続きのイメージがしづらい論点が多い状態でした。

二年目の受験に向けて、別の角度から勉強できる方法がないか模索していた際に、資格スクエアを知りました。
資格スクエアに決めたのは、
①無料体験講座が大変わかりやすかったこと
②別の予備校にはない切り口で教えてくださり理解が進んだこと
③学習経験者なら割引価格でパック講座を利用できる「経験者割」があり、併用受講が経済的に可能だったこと
④Youtubeを拝見した際に、先生方のキャラクターがとても魅力的だったこと

などが理由です。

細かい論点よりも「基礎」を重視することが
短答合格のポイント

本年の最終合格までに辿った道のりを教えてください。

開始当初は1年で合格するつもりでしたが、結果的には最終合格までに3年かかりました。
具体的には、一年目は惜しくも短答合格を逃してしまい、二年目に短答と選択論文に合格、三年目に必須論文と口述合格という形です。

一週間の勉強時間はどれくらいでしたか?

平日は朝4時半に起床し2.5~3.5時間、休日は午前中は休養し6~7時間程度勉強していました。直前期は、平日4~5時間、休日は8~10時間ほどです。

ずっと机に向かっていたわけではなく、通勤時間やスキマ時間にやりやすい勉強方法を考えて時間を使いわけていました。

学習開始間もない頃と合格直前で、勉強法は変わりましたか?

勉強開始間もない時期は、与えられた教材をこなすのに精一杯でした。また、勉強自体が久しぶりだったので、自分に合った勉強方法をわかっていなかったように感じます。

合格直前期になると、自分専用のまとめノート(論文式試験用)を作って何度も見返すなど、苦手なポイントを可視化できるようになりました。
クイズ形式でまとめると、瞬発力が鍛えられたので、同じ間違いをすることがなくなり、やってよかったですね。

合格できたポイントはどこにあるとお考えですか?

変な話かもしれませんが、精神力が上がったことが合格できた一番の理由だと感じます。

二年目は短答式試験を47点で通過したにもかかわらず、論文式試験への準備不足に対する不安や、受からなかったらどうしようという考えに押しつぶされそうになってしまいました。
その結果、前日にほとんど眠ることができず、実力を発揮することができませんでした。

しかし、三年目はしっかり準備をして臨めたため、精神的に安定しており本試でも良いパフォーマンスを発揮できました。受験勉強を通じて精神力を鍛えられたことが財産です。

勉強法としては、何が決定打となったのでしょうか?

四法対照の条文に照らして、「主体・客体・時期・手続・効果」を各条文ごとにスッと言えるようになるまで、繰り返しアウトプットしながら読み返したことです。
これを何度も行ったことで、短答・論文ともにアウトプットの自動化がかなり図れました。短答式試験では、間違った枝について答えが明確にわからなかったとしても違和感を感じ取れるなど、条文に対する感度が上がったと実感することが多かったです。

論文に関して言えば、いわゆる「自分の型」を身に付けられたことが勝因だと思います。論文式試験は私にとっては時間との闘いだったので、時間がない時、時間がある時のそれぞれに対応できるように、戦略を使い分ける必要がありました。
どんな問題が出ても大丈夫だと自信を持てるまで準備することができたことが奏功しました。そのために、15~20年分の論文本試の過去問を3回程度解きました。

全体を通して、「これはやらなくてもよかった」と思う勉強はありますか?

特に短答式試験について、難易度の高い模試を受験した後にできなかった細かい論点ばかり気にして時間を使ってしまい、結果的に、基礎がおろそかになってしまったところです。

基礎を固めると、その論点は自動的に解けるようになるので、試験時間内に考える時間を捻出できます。早いうちからそちらの方向で勉強していれば、短期合格を目指すことができたと思います。

モチベーションの変化に左右されることはありましたか?

直前期は精神的にも肉体的にもつらいときがありました。
そんな時は、職場の近くのホテルに宿泊して、お金をかけても、まとまった時間を捻出していました。

それは大変でしたね、、

お金はかかりましたが、「お金を払ったのだから、勉強するしかない」と自分を追い込めるし、サウナなどが併設されている場合は、そこでリフレッシュできるメリットもありました。

適度な緊張感がほしかったので、周りに人がいる環境で勉強できるよう、ラウンジを自由に使えるようなビジネスホテルを探して選んでいました。

資格スクエアを選んだ理由・良かったポイント

資格スクエアの講座を受けていただく中で、良かった点があれば教えてください。

質問できる環境が整っているところです。
「ワンクリック質問機能」は何度も利用させていただきましたが、すぐに返信をいただけるのでとても重宝しました。

また「弁理士短答攻略クエスト」は、直前期に下3法を勉強するのに非常に役立ちました。特に、TRIPS協定、PCT条約は暗記要素が強かったので、相性がよかったです。

 

↑講義画面からすぐに質問でき、返信も早い
「ワンクリック質問機能」

菊池講師・林講師にはどのような感想を持たれましたか?

・青本講座(林先生):
実務未経験者でも分かりやすいよう、イラストや具体例を交えて教えてくださるため、これまでにない深度で理解が進んだことに驚きました。
趣旨は暗記要素が強くて無味無臭に感じており、勉強するのが億劫でした。しかし、林先生の授業では、右脳でイメージしやすく教えてくださるため、頭にすっと情報が入っていくようでした。
また、何度見ても飽きない内容でしたので、ランチや夕食の時間にも視聴して、良い息抜きにもなりました。青本講座で学んだ内容は、最後の口述試験まで役立ちました。

・論文書き方講座(林先生):
「条文のあてはめ」がちゃんと身につく講座です。本当にわかりやすく、基礎をしっかり学ぶことができます。自己流になってしまって分野によって点数にムラがある状態でしたが、基礎をしっかり身に付けたことで、改善できました。
また、もっとも役に立ったのは論文ノートのPDF資料でした。超重要条文にしぼられているため、こちらを毎日電車で見返すだけでも、基本がしっかり固まるので基礎知識のアウトプットを自動化させるのに役立ちました。

・口述模試(菊池先生・林先生):
菊池先生・林先生に直接お会いすることができ、受験勉強をがんばってきてよかったなと感じました。
菊池先生には、緊張感がありながらも、丁寧かつ的確なアドバイス(本試での心得、勉強のコツ)をしていただき、最後の本試に向けてモチベーションが上がりました。

↑本質の菊池講師と、効率の林講師
両講師のアプローチが、合格を引き寄せます

資格スクエアはどんな方にお勧めできそうでしょうか?

私は別の予備校と併用して利用させていただいたので、そのような前提での回答になりますが、別の予備校で一年やってうまくいかなかった人にお勧めします。
別の切り口で教えてもらうことで、条文の理解が飛躍的に進みましたし、二年目の勉強がとても新鮮で楽しいものになりました。

強い想いを持って
余計な心配を抱えすぎない

最後に、これから受験をする方に向けて一言メッセージをお願いします!

文系、知財未経験、30代後半、商標弁理士志望(事務所勤務)の方に、特にお伝えしたいです。
就職のことが心配で勉強に手が付かないことや、進路に迷ってしまうことがあると思います。ですが、最終合格さえしていれば、就職についてはそこまで心配する必要はありませんでした。
私自身、各会派の合格祝賀会に参加し、想像以上に色々な先生方と直接お話する機会に恵まれました。

これは過去の自分に伝えたいことですが、「弁理士になりたい」という強い想いを持って、コツコツやれば、必ず合格できます。「余計な心配を抱えすぎないで」と、言いたいです。