ST 様
30歳
メーカー開発
1回
基礎・短答・論文パック
当時の仕事はメーカー開発でしたが、社外でも通用する汎用的なスキルを習得できる業務ではありませんでした。
さらに、仕事に向き合うなかで、研究 / 開発 / 設計といった職種が自分に合っていないように感じられたのです。
弁理士を目指したのは、「業務独占資格だから汎用的に通用しそうだし、自分の知識や経験も活かせそう」という考えからです。
はい、理系院卒です。
ただ選択論文は、応用情報技術者試験による免除を利用しました(2023年11月取得)。
第一に安価だったためです。
また、資格スクエアについてSNSやブログ記事で調べると、おおむね「講義等のコンテンツの量や質は十分」という評判だったので選びました。
余談ですが、私は23年6月から他校のコース(通信)も併せて受講していました。ただ結局私には資格スクエアの方が合っていたようで、他校の講義や教材は全くと言っていいほど使用しませんでした。
高い出費を伴う比較になってしまいましたが、「合格」という本来の目的は達成できたのでよかったです。
↑多すぎることも、足りないこともない
合格への必要十分が詰まった、資格スクエア講座
学習開始当初は、23年短答合格、24年論文・口述合格を目指していました。
しかし23年は記念受験になりそうだったので受験せず、24年に短答から口述まで全て合格という形になりました。
23~24年は短答全振りです。
短答後にゼロからダメ元で頑張った結果、論文にも受かりました。
「ゼロから論文に受かった」という方は私以外にもおられます。自分は幸運だったとは思いますが、勉強時間さえ確保できれば、短答後からでも再現性高く論文合格にこぎ着けられるメソッドは存在すると考えます。
受験者の皆さんには、「短答終了時点で論文知識ゼロでも受かることはあるので、諦めずに頑張ってください」ということを伝えたいです。
基本的には平日2時間、休日5時間の、週20時間、月80時間以上を目安にしていました。実際には月70時間程度しかできなかった月もありました。
24年の2~6月は平日3時間弱、休日6~7時間(週25時間)程度。口述の勉強は9月からせいぜい一日一時間くらいです。
勉強開始間もない時期は、自分に合った勉強法を模索しながらの学習でした。
合格直前期には、勉強法はある程度固まっていました。
「この勉強法なら絶対合格できる」と自信を持つことは難しいです。だとしても、勉強法をコロコロ変えずに、自分に合った方法をある程度固めて貫くことは重要だと思います。
勉強時間を確保できていたこと(本当はもっと勉強したかったですが)、インプットとアウトプットのバランスを意識して勉強できたことです。
また、条文を疎かにしなかったこと、暗記に頼らず「理解する」ことを重視したことも大きかったと思います。
インプットorアウトプット偏重の勉強はやらない方がいいです。
例えば、ある分野の講義を視聴した後、アウトプットせずに次の分野の講義を視聴したり(インプット偏重)、過去問集をひたすら回したり(アウトプット偏重)という学習法はお勧めしません。
私の場合は、同じ職場に意欲的に弁理士試験の勉強をされている方がいたので、その方と話をしてモチベーションを維持していました。
モチベーションが下がってしまった場合、独力で戻すことは大変なので、支え合ったり競い合ったりできる存在が周囲にいる環境に身を置くことが有効だと思います。
職場にそのような人がいない場合は、各種SNSに弁理士試験コミュニティがあるので、そこで交流してモチベーションを維持するのが良いのではないでしょうか。
まず講師の先生方が素晴らしかったです。
そして、講座には合格に必要な知識が全て網羅されていました。
また、短答過去問アプリの「短答攻略クエスト」が非常に良かったです。
菊池先生はとにかく講義が分かり易く、そして面白かったです。
各条文の制定の経緯や趣旨、他法域や条約とのつながり等、暗記に頼らない根本的な理解を促す教え方をされていた印象です。
それに加え、条文を覚えるレベルまで読み込むこと、勉強時間を費やすことの大切さ等も説いておられ、勉強に対するモチベーションを上げてくださいました。
個人的には、授業の合間にお話されていた(多少毒味も含んだ)ジョーク、野球や車等の雑談も好きでした。
林先生は論文に関して非常に体系立った教え方をされる先生です。短期合格する上で最良の講義だったと思います。
単に模範解答を読むだけではわからない解答のポイントや、「何をどこまで書くべきか or 書かないべきか」等を、明確な根拠とともに説明してくださるので、割と早い段階から論文の書き方の基礎を固めることができました。
↑本質の菊池講師と、効率の林講師
両講師のアプローチが、合格を引き寄せます
万人にお勧めできます。
これは資格スクエアに限ったことではありませんが、ある程度能動的に勉強できる人であれば更にお勧めできますね。
例えば他校の初学者向け1年合格コースは、決められたカリキュラムに沿って勉強すると答練等に忙殺されて自分のペースで勉強できないと感じました。
自分のペースで勉強したい人にとっては資格スクエアの方が向いています。
試験勉強は本当に大変ですが、その分合格した時の喜びはひとしおです。
様々な経験・知識を有する人と出会えますし、様々な面白い発明に触れることで知的好奇心を満たせる、とても素敵な仕事だと思います。ぜひ頑張ってください!