K 様
30代前半
自営業
1回
基礎・短答・論文パック、論文添削ゼミ
私の祖父が製造業をやっていたのですが、そこで知財の事例問題に出てくるような「警告」を受けたこともあり、それをきっかけに弁理士を知りました。弁理士の仕事をより深く知る要素として、ドラマの影響もあります。
自分自身が理系出身ですので、「理系の知識を活かせる資格」というところにも魅力を感じました。
私は自営業を営んでおり、音楽制作やBGMの販売なども手がけています。
それに際して、著作権の知識がどうしても必要になったんです。例えばクライアントの要望に従ってBGMを提供する際、「利用範囲をどこまでにするか」といった局面ですね。
そんなわけで「知的財産の勉強をしなければ」と考えたのが直接的な動機です。
はい、理学部出身です。しかし選択論文は「情報理論」で普通に受験しました。
弁理士試験講座のある予備校6社ほどを比較検討しました。そんな時、YouTubeで林先生の講義に目が留まったんです。
分かりやすくて丁寧な感じが印象的でした。しかも問題を解いて点数を取っていく手法がかなり実践的で「興味深いな」と思い、これが決め手になりました。
また、私が勉強を始めた22年が、まだぎりぎりコロナが終息しきっていなかったので、通学型よりもオンライン型にしたい気持ちもありました。
何回も授業を見返せる点から考えても、オンライン型にして良かったと思っています。
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2022年の2月頃から、23年度合格版の「基礎・短答・論文パック」で学習を開始しました。
23年の試験は見送り、24年の初めての受験で、短答・論文・口述に受かり最終合格となりました。
資格スクエアで提供された資料を使用して、林先生が提唱されている自分ノートのようなファイルを作って自習していました。
最初の方はかなり授業を活用していましたが、期限が切れる頃には「もうあとは自分でやっていくぞ」というような状態まで実力が仕上がっていましたね。
↑K様が作成した、自分ノートの例
22年の2月に学習をスタートして基礎講座を1周し、その後5月くらいから書き方講座を始めました。書き方講座はかなり簡単だったので後から講義を視聴し直す必要はあまりなく、問題で訊かれたことにそのまま答える形で淡々と進めていきました。2ヶ月以内には終えたと思います。
その後7月から解き方講座を始め、ここから論点抽出の話が入ってくるような問題を解き始めました。解き方講座になるとなかなか簡単に解けるというわけにはいかず、2ヶ月半ほどかかりました。
そして22年の9月半ばには、論文実践講座に進みました。
そうですね、私は9月半ばから年内いっぱい、実践講座に振り切って論文学習をしました。
その後、年明けから短答式試験に向けた勉強を始めました。短答のテキストを開くとまず特許法の総則から始まりますが、これが結構難しく、、さらに問題量が非常に多くて周回し切れず。それで「これは絶対23年度の試験には間に合わないぞ」と思い至りました。
そこで、23年度試験は思い切って見送ることにしました。23年の3月頃のことです。
振り返ると、10月頃から短答式試験に向けた勉強も行っていれば、23年度にストレート合格も狙えたなと思いますね。
はい、23年度試験を見送ることを決めた後は1ヶ月ほど休み、短答対策を再開しました。
私の場合、短答対策と論文対策を交互に繰り返すように学習していきました。
短答対策で完全に理解して解けた問題はチェックしておき、次の周回の時には解かないようにしていたため、過去問の周回速度はどんどん上がっていきます。
その周回が1回終わるたびに論文対策に移りました。そして論文の勉強が1周終わったら、今度はまた短答の勉強をもう1周始めるという具合です。
青本講座レジュメ集を覚えやすくするために、自分で要約したことでしょうか。
レジュメ集は林先生がかなり抜粋してくれていますが、とはいえ分量がそれなりにあります。
そこで、自分なりに言葉を置き換えて要約してみたんです。
やってみると理解は進みましたし知識は深まりましたが、手間はかなり膨大で、そういう意味であまりお勧めはできません。
短答の学習も二年目でしたから、短答だけに注力する期間はあまりなかったですね。フルコミットしたのは多分、短答式試験本番の1~2週間前だったかなと。
それまでは短答対策をしつつ、何割かは論文対策を入れて進めました。結構ギリギリまで趣旨と判例の暗記をやっていました。
24年度は商標法が難しかったように感じましたね。第2問でややトリッキーな問題が出て、そこが少しだけ不安でした。
ただ、練習時は書くスピードが全然間に合っていなかったにもかかわらず、本番では商標法以外は書き切れたんですよ。そんな訳で、必須論文に関しては多少安心していました。
あとこれは余談になりますが、あれだけ頑張った趣旨が今年はあまり出なかったです。蓋を開けてみないと分かりませんね。
受けた後の心理状態は、必須論文よりも選択論文の方が厳しかったですね。まさに運命の分かれ道という感じで。
ちゃんと勉強したのは今年の2月からです。まず1週間かけて全体像を把握するために軽く1周して、必須論文の後は全振りでした。3週間で120時間ほどかけました。
私は自営業なので可能でしたが、会社にお勤めの方は、やはり有給を取って何とかする必要があるかなと思います。
はい、少しだけ勉強のペースを緩めながら口述試験の過去問を解いてみました。そして1周してみると、意外と難しいということが分かったんです。
選択論文の対策を3週間くらいしていたので、その間に知識が少し抜けつつあったというのもありますが、とはいえ「これ、油断するとまずいんじゃない?」という気持ちになりました。
そこからはもう、口述試験本番まで全力集中です。
資格スクエアが用意してくれる口述模試のみ受けました。あれは本当にありがたかったです。
個人的には、模試で話す練習をたくさんするより、趣旨をちゃんと答えられるようにすることが重要に思えたので、暗記ものを周回することの方に力を注ぎました。
第一に短答過去問の豊富さですね。20年分以上あるので、足りないということは全くもってありませんでした。
それから論文学習についてですが、書き方講座、解き方講座、実践講座とだんだんステップアップしていけるところが良かったです。
↑「書き方・解き方・実践」
ステップ学習で着実に論文力がつく
林講師の論文対策講座
私の経験からお話しすると、「1年で受かりたい」という方には、前年の秋口からしっかり短答対策をされることをお勧めします。
あとはもう継続しかありません。継続して頑張ってください。
「やらなければ受からない」という危機感を燃料にして、勉強し続けることが何より大事だと思います。