M.S 様
20代後半
メーカー開発部勤務
3回(資格スクエアでは2回)
基礎・短答・論文パック
論文添削ゼミ
私は理系の出身ですが、元々学生時代から法律に興味がありました。
そのため、自分の専門分野を活かしつつ法律分野と掛け合わせ、いつかは知財業務に携わりたいという気持ちを温めていました。
現在の本職がエンジニアなので、知財部への異動等、将来を視野に入れて弁理士になろうと思いました。
はい。理系院卒なので免除となりました。免除科目は理工II(数学・物理)です。
資格スクエアについては、以前から「弁理士試験に強いオンライン予備校である」と認知していました。
受講費用も他校に比べてリーズナブルであったため、社会人になりたての当時の自分にとってはとても魅力的に感じられ、受講を決めました。
仕事の忙しさから一年目は短答式試験合格にフォーカスしました。
その結果、まず令和5年度の短答に合格しました。そこからまた1年かけて論文対策を行い、令和6年度の論文式試験に合格し、口述試験も無事に乗り越え、最終合格に辿り着いた形です。
基本的に仕事が多忙だったので、各試験の半年前くらいまでは大体平日1時間、休日5時間の、週平均15時間の学習ペースでした。
それ以降は学習時間を確保できるように調整を行い、平日2時間、休日10時間程度の週平均30時間の学習ペースで勉強を進めました。
当初は各単元の重要性の程度の差がよくわからず、全ての項目に対して100%の理解をしようと多くの時間を割いていました。
それに対して、直前期には試験合格に向けて重要な単元かどうかの判断がつくようになっていたため、必要な部分を重点的に勉強することができるようになっていたと思います。
↑M.S様の書き込み例。改正の趣旨・背景を記載して前後関係を整理
すべての単元に対して均等にリソースを割いて勉強し続けることは、今思えば非常に非効率的であったと感じます。
また2年合格を前提にして勉強を進めていたため、1年目は一切論文式試験の勉強をせずに短答式試験の過去問だけを解き続けていました。
しかし、論文試験の対策の方が汎用的な試験知識が身につくため、最初から論文試験の勉強をしておくべきであったと感じています。
短答についてはクイズのような感覚で楽しく解くことができたため、モチベーションを保つのは容易でした。
一方、初めて受けた論文式試験で全教科足切り点以下になってしまったときにはショックで自信を無くし、勉強が手につかなくなる時期がありました。
しかし、主に論文添削ゼミを通して何が悪かったのかを一つずつ見直すことで、勉強に対するモチベーションを取り戻すことができました。
↑自分の答案のどこに点が乗り、どこが不十分なのかを確認できる
論文添削ゼミ(答案はサンプル)
資格スクエアの講座を通して、小手先の受験テクニックや語呂合わせなどによる単なる暗記ではなく、条文や趣旨に基づく本質的な理解をすることができたことが大きなポイントでした。
特にこれは初見の問題に対して、非常に有効であったと感じます。
オンライン専門ということもあり、倍速再生やPDFでの教材配布など、細かい部分の整備がなされています。そのためストレスなく学習を進められた点が良かったです。
↑急がば回れ、本質的な「法の理解」を重視する学習は
菊池講師・林講師の変わらないスタンス
菊池先生の基礎講座は予備校というよりは大学の講義に近い雰囲気が感じられ、各科目の本質的な理解を行う上で自分にとても合っていたと思います。
林先生には論文試験に関する知識を主にご教授いただきましたが、各期の論文ゼミでは毎回詳細なフィードバックをいただき常に成長の実感を得ることができました。
私自身もそうですが、通学型の予備校が存在しないような地方在住の方には強くお勧めできます。
また前述の通り、菊池先生の基礎講座は大学の講義のような雰囲気があります。そのため、単なる試験勉強と割り切って淡白に学習を進めている方よりも、都度各種文献を参照して深く勉強を行うことが好きな方に非常に向いていると思います。
弁理士試験は近年の合格率が6%程度ということもあり、非常に競争率が高い試験というように受験中は思っていました。
しかし今となっては、「長い時間をかけて一定以上の理解度に達すれば誰もが合格することができる試験である」と感じています。
勉強量は膨大ではありますが、日々歩みを止めずに進んでいくことで是非合格を掴み取っていただければと思います。