ビジネス会計検定とは
ビジネス会計検定とは
ビジネス会計検定試験は、会計リテラシー向上のために簿記知識の有無は問わず、財務諸表に関する知識や分析を通して、 財務諸表が表現する企業の経営状態を判断する能力を問うものです。ビジネス会計検定試験は大阪商工会議所が主催する検定試験です。
ビジネス会計検定で求められる力
- ・財務諸表を読む方(記載項目と計算構造)
- ・財務諸表を分析する力(企業が成長しているのか、債務等の支払い能力はどうか、もうける力はあるか、株価は利益に対して高いか低いか等)
簿記検定との違い
簿記検定では、日々の取引を記録し、決算整理を通して財務諸表を作成する手続について出題されます。
ビジネス会計検定では、財務諸表を分析・利用するために必要な知識や分析手続について出題されます。
ビジネス会計検定では、財務諸表を分析・利用するために必要な知識や分析手続について出題されます。
- ・財務諸表を作成するまでの手続 → 簿記検定
- ・財務諸表を分析・利用する手続 → ビジネス会計検定
ビジネス会計検定に合格するとどんなメリットがあるか
ビジネス会計検定に合格すると、企業の財務諸表が読めるようになり、財務や営業の状況などの課題などが読み解けるようになります。
こんな人にオススメ
- ・経理・財務・会計系の仕事についている方
- ・金融機関にお勤めの方
- ・取引先等の企業の状況を把握して、商談・営業に効果的に活かしたい方
- ・事業計画を策定するマネージャー
- ・将来的に起業を考えている方
- ・将来的に公認会計士、中小企業診断士などの国家資格取得を視野に入れている方
- ・転職を考えている方
- ・就職活動を控えている大学生
試験概要
試験日 | 3月・10月 ※1級は3月のみ |
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合格発表 | 試験日の約1ヵ月後 |
受験料 | 2級: 6,600円(税込) 3級: 4,400円(税込) |
受験地 | 札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡より選択可能 (2019年実施例)。 |
出題形式 | マークシート方式、試験時間2時間 |
その他 | ・学歴・年齢・性別・国籍に制限なし ・希望の級から受験可能 ・連続する2つの級を同日に受験可 |
出題科目
2級出題範囲
到達目標 | 企業の経営戦略や事業戦略を理解するため、財務諸表を分析する力を身につける。 |
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出題範囲 |
1.財務諸表の構造や読み方、財務諸表を取り巻く諸法令に関する知識 (1)会計の意義と制度(2)連結財務諸表の構造と読み方 2.財務諸表の応用的な分析 (1)基本分析(2)安全性の分析 (3)収益性の分析 (4)キャッシュ・フローの分析 (5)セグメント情報の分析 (6)連単倍率 (7)損益分岐点分析 (8)1株当たり分析 (9)1人当たり分析 |
3級出題範囲
到達目標 | 会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析等、財務諸表を理解するための基礎的な力を身につける。 |
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出題範囲 |
1.財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識 (1)財務諸表とは(2)貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の構造と読み方 2.財務諸表の基本的な分析 (1)基本分析(2)成長率および伸び率の分析 (3)安全性の分析 (4)収益性の分析 (5)1株当たり分析 (6)1人当たり分析 |
受験者, 合格者, 合格率
3級は毎回受験者数が増加しており、ここ1~2年は各回3,000名~4,000名以上が受験しています。
2級は2019年は1,800名以上が受験しました。
3級の合格率は60%前後、2級の合格率は40%前後です。
学習スケジュール
資格スクエアでは、目安として2級については約3~4か月前、3級合格については約2~3か月前から学習を始められることをおススメします。
(これまでの業務経験や簿記をはじめとした会計関連の学習経験等により合格に必要な学習期間・時間の目安は前後します。)
少しでも早めの学習開始を心掛け、余裕を持ったスタートを切りましょう!
なお、過去問については1回解いて終わりとするのではなく、間違えた箇所はなぜ間違えたのかよく見返しつつ、2周、3周と演習を繰り返すことをおススメします。
学習スケジュール目安(一例)
2級 |
<4~3か月前> <2か月前> <1か月前> <試験当日> 合格へ! |
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3級 |
<3~2か月前> <1か月前> <試験当日> 合格へ! |
※インプットはテキストの併読や講義の繰り返し視聴を含む