のの様
50代
フリーランス
3回(資格スクエアでは1回)
森Tの1年合格講座
コロナ禍で仕事を失い、50を過ぎて転職活動をしながらフリーランスとしての活動や、派遣の仕事をしながら食いつないできましたが、自分の力で切り開こうと思ったのが一番の理由です。
コロナのような感染症はもちろん会社の都合など、自分の力ではコントロールできないことが起こった時に、成す術が無く絶望した苦い経験が背景にありました。資格を取っただけで食えるわけではないことも理解していましたし、まして本当に仕事としてやりたいことではないかもしれないという不安や迷いはありましたが、やってみなきゃ何も始まらないし、何も分からないという思いが強かったです。
動画での講義に関して、ただ単にテキストや条文を読むだけではなく、講師それぞれにスタイルがあったり、話し方や表情など、その人となりが表れているように感じたためです。
以前他のオンラインスクールを受講したこともありましたが、ある講座はただ黙々とテキストを読み上げるだけで、これなら独学と変わらないと感じるものでした。また別の講座は講師のスタイルやYouTubeでの補足的なリアルタイムの受講生参加型講義があったり、テキストの出来も非常に良かったですが、総花的に網羅していてメリハリに欠けていたり、「覚えるときのテクニック」や「受かるコツ」のような、独自の強みに欠けていました。
講義のスタイルが自分に合っていました。たまたま理解できない分野を勉強中に、YouTubeであれこれ検索していたところ、森Tの動画にたどり着いたのがきっかけです。
「劇場型」で当事者になったつもりで学習できて、いわゆる「腹落ち」して理解を深めることができました。
また、「ここは集中力高めで」とメリハリをつけてくれたり、その場で蛍光ペンでハイライトを引いたりと、教えてもらいながらも一緒に勉強しているような、退屈しない授業スタイルは、他では無い森T独自の魅力だと思います。
さらに覚えやすい「語呂合わせ」や、受験テクニック(例えば法定地上権の成立不成立のパターン分けと例外について)も散りばめられていて、さらには独特のしゃべり口調やユーモアもあり、「本気で教えにきている」講師だと感じました。
仕事量により10時間~25時間とバラつきがありました。
初学ではなかったのでじっくり動画を視聴し、理解を深めることに努めました。分野ごとに動画を視聴した後は、過去問を解き、間違えた問題や苦手分野を割り出し、その部分をテキストで確認したり動画を見直したりして、また過去問を解く。これを繰り返しました。
モチベーションを維持するため、「人生を変える」とか「今回ダメなら永久に無理」などの初心に立ち帰り、自分を奮い立たせました。
向いてないのかなとか、合格して行政書士になっても食えるかどうかは分からないなど、常に「自分は正しいことをやっているのだろうか?」、「無駄な努力に時間を費やしているのでは?」といった不安はありました。そういう時は、このレベルの試験に合格できなきゃ他で何やってもダメだろうとストイックに自戒したり、まずは受かってから考えればイイとか楽観的に考えたり、目の前の一問を解くことに集中するようにしました。
まずは全体をサラッとひと通り目を通す感じで、無駄な箇所に深入りしないように気を付けました。
過去問を二度三度繰り返すまでは、どの分野がどんなふうに問われるのか、また自分の得意分野や苦手分野が分からないので、正解率は気にせず過去問を解いていきました。終盤になると何回やっても正解できない問題や分野はあきらめて、その代わり基本がおろそかにならないように、メリハリをつけながら進めていきました。
勉強開始当初は「受かるため」の勉強法を重んじて、必要最低限の知識を詰め込もうとしましたが、やはり理解を深めるには余分なこともしなくてはいけないこともありました。例えばある判例を勉強するときに、判決を覚えるだけでもいいですが、時代背景や当時の事情なども考慮に入れると、すんなり理解できることもありました。
8月くらいからは本番も意識して、本試験と同じ曜日、同じ時間、自宅からの似たような距離で開催される模試を受けるようにしました。
今となってはやらなければ良かったと思うことや、やる必要がなかったことは特になかったと思います。
ただしやっても無駄だと思うことは避けてきました。例えば隙間時間での講義動画の視聴は、中途半端に聴くだけになるのでしませんでした。その代わりに一問一答のように、その場で完結できることをやりました。
ポイントはふたつ。まずはスピード。とにかく本試験(3時間)は時間が足りません。問題を読むスピードを上げ、分からない問題は飛ばす。問題を読むスピードとは、速読というような意味ではなく、問題の意図をちゃんと理解するということ。これには過去問を繰り返すしかない。分からない問題でつまずくより、分かる問題を確実に。
ふたつめは記述対策。キーワードさえ書ければ部分点がもらえるし、配点も大きいので、択一だけで合格点に届かなくても、一発逆転が可能。過去問以外の市販の問題集も使って、解答として体を成すように書く練習をしました。
効率よく結果にたどり着きたい人向けかなという印象。
他の安価な講座では得られない充実した内容で、個人の能力に応じて講座を選べたり、追加で受講もできて無駄が無いので、初学者から複数回目の挑戦者にもお勧めできると思います。
人生を変えたくて行政書士を目指す人も、ちょっと受けてみようかなという人も、他の難関資格のための最初のステップに過ぎない人も、いろいろ受ける理由はあると思いますが、無駄なことはひとつもありません。そして必ず受かります!
私のように3回目でしかもギリギリの点数でも合格は合格。自信と、この先の新たな選択肢を得たという意味では、本当に受けて良かったと思います。
何より、森Tを選んで間違いなしです!