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- 2021年度 予備試験合格者の声 予備試験合格で過去の自分にリベンジできた D.Yさん(学生)
※写真はご本人ではなくイメージです
令和2年度 予備試験合格
お名前:D.Yさん学生
大学名:早稲田大学 法学部
嬉しい気持ちももちろんあるんですが、まだ、本当に受かったのかな?っていうふわふわした感覚です。
司法試験までの間隔も短いし、法律事務所のインターンもあるので・・・今はまだ焦りの方が大きいですね。
喜びに浸る時間がなくて・・・
大学2年の5月か6月だったと思います。
中学のころにドラマ「リーガルハイ」を観て、すごく好きで。3周くらい観ましたし、「スーツ」も観てました。
それで漠然とした興味を持って、中学生の時にはもう将来の夢として弁護士をあげていました。
その後、高校3年生の時に高校のOBOG会で色々なキャリアを知る講演会があって、企業法務で活躍する女性にインタビューして記事を書く担当をしたんです。
その方からお話を伺う事で、それまで弁護士というと街弁のイメージが強かったんですが、海外とやりとりしたり企業合併など大きなプロジェクトに関われることを知ったんです。
元々専門的な学習はしていきたい気持ちはあったんですが、この話を聞いてプロフェッショナルとしての法曹、企業法務を扱う弁護士を明確に目指すようになりました。
あと、小さいころから野球とか広く興味を持つ性格だったんですが、どれも不完全燃焼感があって・・・・やり切れた経験がないというコンプレックスがあったんです。
だから、自分も何か強みとなるものが欲しいと思って、法曹に挑戦しようと思いました。
小中高は全部公立です。
小学校の頃は野球とそろばんをやっていました。数字やお金、算数とかが得意だし好きでした。でも勉強ガッツリという感じではなくて、ふつうの小学生だったと思います。
ただ振り返ると、ちょっと真面目というか、正義感が強い一面もあったのかなと思います。
ちゃんと勉強したのは高校受験の時ですね。
高校くらいから、いい意味で世の中を知ったというか、正義感だけでは行動できない、と思い始めました。
得意な方だったとは思います。
特に数学が好きで、小学校は百マス計算でだれにも負けませんでした。
中学は公立だった事もあって、1位をとれるくらいになりました。
ただ、高校でも上位にはいたんですが、途中から1位をとるのが難しくなっていきました。
高校生の時の担任の先生にも数学の道を進められたんです。
数学は得意だし好きでしたが、理系分野で生きていく気持ちより法曹への気持ちの方が強かったので法学部を選びました。
あと実は、数学の感覚と論文を解く感覚は似ているように思います。特に証明とか、論文ぽい。
公式=条文のイメージでしょうか。一口に暗記でないところも似てる気がします。
大学受験の時は・・・身が入らない時期もあったんですが・・・
文系なので、演習量・暗記も多かったんですが、単語帳などを使ってインプットしたものをそのまま白紙に書き出したりしてました。
英単語もインプットしたら索引に戻ってアウトプットしたり・・・
どうすれば頭に残るか?と考えるうちに編み出したんですが、薄く広いインプットをしてすぐにアウトプット、を繰り返す習慣ができていたと思います。
高1の時に法曹目指すならここ、という志望校があったんですが、その志望校を目指す周囲のレベルを見て自分は難しいかなと諦めてしまったんです。自分の限界を決めてしまったというか。それで別の大学を検討したんですが、最初の志望校をあきらめた感覚を引きずってしまって・・・その新しい志望校にそこまで気持ちが持てなくて、それで勉強に気が入らなくなってしまったんです。
周囲に全く相談しなかったので一人で考え込んでしまって。挑戦せずに諦めてしまったことを引きずってしまっていたと思います。
だから、予備試験合格についてはその時の”諦めてしまった自分”から成長できた、リベンジできたという気持ちがあります。
大学入学後は、少し浮かれていて・・・バンドでドラムをやったりと大学生活を楽しんでいた事もあり、勉強は今すぐ始めなくてもいいかな、なんて思っていたんです。
でも、1年の冬ぐらいに法曹を目指してもう勉強を始めている人がいると知って焦りはじめて、2年から予備試験の学習を始めました。
大学2年になってからバンドからは離れて、2年の冬から法律系のサークルに入って模擬裁判したりしていました。
アルバイトも大学1-2年の時は塾講師をやって、2-3年の時には大学前の早朝にカフェのバイトをしたりしていました。大学に寝坊しないように始めたんですが、結局授業で寝てしまって本末転倒でした(笑)
学習を始めた時は結構バイトもしていたと思います。
費用が他と比べて安かったのと、合格までのビジョンが明確だったのが大きかったです。
2年生の5月に色々な予備校を見たのですが、その時点では資格スクエアは新しめの予備校、くらいの認識で。説明会に足を運んで、テキストを見せてもらいながら、このテキストをどう使い、いつまでに終わらせる、といった話を詳細に聞けた事で合格までの学習をイメージできました。
申込前に無料講義も見ました。
はい。3年生の2019年時に一度受験しました。
その時点では勉強は完全に終わっていなくて、論文も一枚も書いてなかったです。
行政法は1周したかどうか怪しいくらい・・・商法の手形あたりはもう全然で。他は1周はしたものの基礎があやふやな状態でした。
とはいえ、模試の結果や習熟度の感覚的には短答はもしかしたら受かるかも?と思いましたが、わずかに及びませんでした。
学習を始めて1年目は法学部の授業でさわりは分かっていましたが、ほとんど初学者の気持ちで。
そもそも難解な上に量が多くて、登場人物が増えると分からない。条文が抽象的なので人物の関係性の理解に苦しみました。そんな状態なので、分からないまま進める事はストレスでした。でもそこでストレスを感じつつも、分からない事に固執せず先に進めたのは正解だったと思います。
はい。基礎講座の先生や他の先生も、「最初から分かることはない」と仰っていたし、実際自分でも最初は分からないことばかりで。なので、それが普通だと思って、割り切って先に進めて2~3周していくうちに理解していく感じでした。
この先理解できるようになる、と信じて、分からないところは一旦置いて先に進みました。
分からない事があった時に、そのまま進めるのでなく、”何が分からないか”を明確にしておいてから先に進むことがすごく大事だと思います。
分からないところはいつでも戻れるようにテキストに付箋をした上で先に進んでみたり。
合格した今でも0から説明できるかわからなかったり、苦手意識がある分野はあるので、学習初期の段階でそこで立ち止まらず先に進めて、”ここは分かる!”を積み重ねていくことは大事だったと思います。
あとは、講義を聞いても、ただのインプットで終わらせるんじゃなくて自分の言葉で説明できるようにしようとしたのは良かったと思います。
そうですね。
講師の先生の説明を自分だったらどう伝えるか、とイメージして自分で話してみたりしました。
あと論文を書く時も、試験官の方に伝える、つまりアウトプットする、という意識で書いていましたね。
最初の受験時は、論文をやらずに短答対策で短答の過去問だけをやってしまい・・・今思えば短答だけ受かっても仕方ないので、失敗だったと思うんですけど。
なので論文の学習を始めたのは、短答に落ちて以降の5~6月あたりから。論文対策講座を受講しました。
論文を最初見たときは、なにを書けばいいのかすら分からない状態だったので、分かるものについては、関係図を書いたり、どの条文が問題になりそうかを書いたりはしましたが、白紙から書くのは難しいので早めに解答筋をみたり講座を受講したりして、薄く広く論文のインプットをしました。これが6~10月ぐらいまでで、型を覚えるイメージでひとまず1周した感じです。
実際に答案を書いてみたのは10月ぐらいだったと思います。
過去問メインでやったんですが、先に薄くインプットをしてるのでどこが問題点なのかはなんとなくは分かるのでとりあえず書いてみるんです。それでいけるものはいいんですが、論文は120%理解していないと書けないので・・・人に説明できるレベルかっていうのが重要だと思うんです。
それが、講座含めて何度か見ている問題なのに、条文も分からない、条文は分かっても解釈が分からないとかあって、「なんでこんな物覚えが悪いんだー」ってなりました(笑)
そういう、自分が分かっているつもりでいても実際問題を解いてみるとできないっていうギャップがでてきて、それを埋めるのに苦労しました。
今思うと、過去問を解くうちに出る問題出ない問題を感覚的に自分で取捨選択してしまうようになり、無意識に難しい問題を避けてしまっていた事が、知識の抜け漏れにつながっていたと思います。
ここは出題されにくいよと講師の先生から指摘された箇所ならまだしも、そうでないのに自分で都合のいいように決めつけてしまって課題と正面から向き合っていなかったところが弱点になっていたんだろうなと。
このギャップを埋めるために、ゼミの人たちと一緒に問題を解いて、みんなもできない問題は、今の段階ではこれでいいのかなと判断したり、逆にみんなはできているけど自分はできない問題を見つけて弱点を明確化する事で対応しました。
ここが一番しんどい期間でしたが周囲の人から刺激を受けたり自分のレベル感を認識しながら腐らずにできたのが大きかったと思います。
大学3年の2~3月あたり、過去問を解き始めたくらいで兆しが見えたと思います。
先にさっと1周していたので、見たことある問題があった事で解きやすく感じたというのもあると思います。
特別何か勉強法を変えた、という事ではなく、2年間の勉強の積み重ねの結果があるところでポっと現れた感じでした。
問題を解くにも、ここをできるようになるために解いているんだ、という明確な意識を忘れずやり続けた結果だと思います。
最初の時は論文の勉強を全然せずに短答の勉強をしたので、論文に通じる基礎と短答プロパー(短答試験でのみ問われる細かい知識)というのを分けずにやって、それは失敗だったなと。
なので2回目は、論文をメインに勉強して、論文知識で解ける部分と短答プロパーを分けて勉強しました。
友人やゼミの中でやり取りすることで解消できていたので、他の方より悩んでいる時期は短いと思うんです。自分自身でストレス発散したりもしてました。
ただ、大きい事務所に入る!といった夢は根底にあったんですが、自分のために頑張るのは僕の場合は限界があって・・・途中から、母子家庭で苦労をした母を楽にさせたいな、喜ぶ顔が見たいな、っていうモチベーションへ切り替わっていきました。
あとは、悩みを共有していた仲間と同期になりたいと思っていたんですが、みんな優秀だったので、自分だけ落ちたらいやだなという焦りのモチベーションもありました。
4年の時に予備試験に合格したんですが、保険的にロースクールも受験していました。
ただ自分の場合はコロナによる日程変更で論文の前後にロースクール入試があったので、あまりロースクール受験対策はできなかったです。
過去問を解いたりどんな過去問がでたのかチェックするくらいで・・・それでも一応受かりました。
短答アプリです!
メインはテキストの過去問でしたが、3年の時の最初の予備試験受験の時によく使っていました。移動中の電車とか、スマホをいじる時間の代わりに気軽にできたのが良かったです。
何回も間違えた問題を解ける仕様がすごく良くて、繰り返し焼き付けるように解いていました。
合格率はとても低いですが、自分の中で限界を作らないでほしいです。
僕も過去自分で限界を決めて諦めてしまった経験があって・・・予備試験挑戦でそれを乗り越えられたので、皆さんも自分を守るために限界を作ってしまうのではなく傷つく勇気を持って、諦めずチャレンジしてほしいと思います。
資格スクエアの過去問にあったので解きました。
各科目30~40問、うち10問から20問はフルで起案まで行い、自分が納得するまで解いて、残りも答案構成だけは行っていました。
旧試は予備と違って、短文の問題ですが、自分が教授になったらどう教えるか~というイメージでアウトプットしていきました。
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