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- 2021年度 予備試験合格者の声 基礎を固めてカリキュラム通りに学習すれば十分できる 田中さん(学生)
令和3年度
予備試験
合格
※写真はイメージです
大学生田中 様(仮名)
早稲田大学 法学部4年生
逆算プラン(6期)(※現在の合格フルパッケージ)
約1年半
2回
法律職に興味があり法学部へ。コロナ禍で時間ができた事もきっかけとなり挑戦を決意
自称サボり癖あり?「とりあえず机に向かう」「集中できなくなったら区切る」を意識して合格へ
ありがとうございます。
短答は、何と言っても「資格スクエアの短答アプリ+過去問」ですね。
ほとんど資格スクエアの短答アプリ(肢別)で対策をしていました。アプリだけではちょっと足りないところもあったので、過去問問題集で補っていました。過去問を解きながら、基本書を読んだり条文を素読して学習した感じです。
気軽にできて、ポチポチしてるだけで学習になるっていうのがすごい便利なところだと思います。短答対策はほとんどアプリでした。
論文の前でも気が向いたらちょくちょくやってはいましたが、集中してやったのは、短答式試験の一ヶ月くらい前の4月頃からです。
勉強の開始時期は人によるとは思うんですけど、例えば5月に短答式試験だとして1月から対策をしたなら、その分論文の時間が減ってしまいますよね。もし短答に受かっても論文に通らなければ意味がないので・・・。短答は160何点かを取れればいい試験と考えれば、完璧を目指す必要はないのかなと思ったんです。
「短文事例→過去問」ですね。
やはり過去問が一番重要だと思うんです。ただ、いきなり過去問をやっても手も足も出ないし、問題提起すらできないっていうことになってしまう。
そこで、短文事例問題、資格スクエアで言う基礎問を解いて、論点と書き方を知って、そこから過去問をやるっていう流れで進めました。
あとは直前に、知識の確認と自分を安心させるために答練と模試をやりました。
予備試験は令和2年も一度受けてるんですが、あまりにも時間がなくて「インプットも終わっていない」「過去問を一度も見ていない」という状態で論文試験に突入するっていうことになってしまって・・・。
その時に初めて論文の問題を解いて「基礎問の論点を色々合体させて、さらに難しくしたみたいな感じだな」という風に思いました。それで、だったらまず基礎固めとして基礎問をやって、それを発展させるというカリキュラム通りにやれば、十分できるだろうという印象を持ったんです。
インプットが終わったのは令和2年の試験が終わったさらに後。過去問は令和2年の12月くらいからようやく始めたという感じですね。
過去問は2周くらいやりました。ちょっと難しいものは3周目やってみたりといった感じです。書いた数は全部で200~300通くらいでしょうか。
他の方もインタビューで仰ってますが、基本書の学習に時間を使い過ぎたことが失敗でしたね。
まずは過去問を解く。そして、そこに関連するところを「辞書的に使ってみる」っていうのが、知識の付け方としていいんじゃないかなと思いました。
僕の知る範囲だと、そういう話をされる先輩方は、元々学部の授業でもしっかり聞いてらして、基礎的な知識が十分に入っている。それで大枠は分かっていて「さらに基本書で知識を追加していく」という感じでしたので、「全くの初心者がいきなり基本書」というのはちょっとおすすめできないかなと感じています。
コマ切れになってもいいので、集中できてないなと感じたらいったん区切ってやめてしまう、というのを意識していました。
論文も本当は 70 分きっちり計って解いた方がいいんですけど、「ちょっと疲れちゃったな」という時は、設問 1 でいったん区切って休憩して再開するっていう風にやってました。
3 時間も 4 時間も集中し続けるっていうことは絶対できないと思うんで、講義を見るなら 2 つ見るくらいに留めておくとか。問題を解くにしても 1 問ずつに留めておくとか。勉強時間を 1 時間ちょっとくらいに区切るというのがいいと思います。
あと、僕は恥ずかしながらすごく怠惰な性格で・・・油断するとサボっちゃうので「何でもいいから勉強のために机に向かう」と意識してました。「勉強しなきゃ」って考えると気が重くなるので、時間帯とかは決めず、とにかく机に向かって始めてみることを大切にしてました。
自分の場合は油断するとスマホをいじっちゃうんです。ひどい時は気づいたら2時間くらい経っていて。そうなると逆に集中ができるんですね。罪悪感みたいな感じで(笑)。
もちろん時間を使い過ぎないように意識はしてたんですけど、やっぱり物理的に遮断するみたいな感じじゃないとスマホから離れるっていうのは難しいと思います。
気分転換になるのはドラマですかね。終わる時間が決まっているところが息抜きとしてはいいのかなと。
ドラマだったら「この1話観て始めるか」って決めてしまえば、それに向かってやる気を回復させるスケジューリングができるのかなと思います。
キーボードには結構こだわりました。
資格スクエアってオンライン予備校じゃないですか。実際に手で書く論文もたくさんあるんですけど、自分の場合、提出物プラスアルファ以外は全部パソコンで打ってたんです。パソコンで打つ=「キーボードがペン」みたいな感じなんですね。
でも、2,000円のキーボードを使っていた頃はストレスがすごくて・・・安いのだと何かゴムを叩いてるみたいな感じなんですよ。それで、電器屋で色々試して25,000円くらいのものに買い替えたら、打っていて気持ちがいいんです。
パソコン本体もあまり高いのは必要じゃないと思うんですけど、安すぎると動作がもたつきますよね。
例え小さなストレスでも、勉強を続けていくとそれが積み重なって、勉強のやる気を削がれていく気がするんです。
だから、キーボードに限らず、パソコンのモニター、デスク、椅子とか・・・ブランドやメーカーとかは重要じゃないんですが、”自分にとって最適な勉強環境の構築”は多少お金をかけてでもしっかりとやるべきだなと思いました。
コロナの自粛期間が自分にとってはある意味でプラスに働いたのかなと思っています。
大学で部活動に入ってるんですけど、コロナの影響で大学から「活動しちゃ駄目」と言われたので、何もできなくて。それで勉強する時間が取れました。結構忙しい部活動だったので、コロナがなかったらどうだったのかなと。
自分の場合は、学校の勉強との両立という点で「授業を予備試験に関連する科目に限定して取る」ということを意識的にやってました。
大学の授業で・・・予備試験に関係しない科目でレポートや試験対策に時間を取られちゃうのはもったいないと思ったんですね。それで、なるべく基本7科目に限定して取ってました。
あんまりやりたくないけど取らなきゃならないものもあるので、そういうのはほどほどに手を抜いて。
例えば大学3年での卒業を目指している方だとGPAとか重要になると思うんですよ。でも自分は「とりあえず4年で卒業すればいいや」という感じだったので、成績はそこまで気にせず、最悪落とさなきゃいいやくらいでやってました。
大学の授業と予備試験の勉強をうまく重複させれば学習のプラスアルファになり得るんじゃないでしょうか。
論文については、何度も解き、適宜模範解答などを参照して修正していけば自分なりの良い答案が書けるようになります。はじめは論証集片手にやるのもいいと思います。
予備試験は難しいといわれていますが、聞かれているのはすべて基本的なところです。ですから難しいことは考えず、基礎固めに徹していれば知識は十二分に足りると思います。
頑張ってください!
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