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- 2021年度 予備試験合格者の声 339枚の論文で実力を磨き合格 佐藤さん(社会人)
令和3年度
予備試験
合格
※写真はイメージです
社会人佐藤 様(仮名)
非法学部卒、社会人(30代)
逆算プラン(6期)(※現在の合格フルパッケージ)
約1年半
1回
祖父が弁護士で、子供のころの夢だった
朝型、計画遂行タイプ
ありがとうございます!
資格スクエアに決めたのは、値段が他予備校と比べて相対的に安かったのと、資格試験に対する勉強の考え方が自分と一致してるなと感じたことが理由です。
受講して感じたのは、基礎講座や基礎問が分かりやすいなっていう点ですね。
僕は朝型でした。
コロナの影響で在宅勤務が多く、仕事開始は9時頃だったので、毎日6時半起床で8時半くらいまで勉強してました。仕事が終わってからまた2~4時間くらい勉強するような形です。1日平均にすると大体5~7時間でしょうか。
人間には体力と精神力と集中力と一日における限界があると思うんですが、僕は仕事を先にやるとそれを先に使い果たしやすかったんですね。
なので、朝なるべく勉強を済ませるんです。その後の仕事は、たとえ体力・集中力が切れかけても他人からの強制力があるので、何とかやれる。勉強を朝に済ますことで、何とか両立を続けられるようにしていました。
基本は朝、論文を1本書いてました。やっぱり論文を書くのが一番心のハードルがあるんです。それを朝クリアしていれば、夜は短答の勉強とか気楽に取り組めました。
ちなみに、「土日に頑張る」っていうのはあまりやらないようにしてました。 社会人だと土日に勉強をガツンと入れる方が多いと思います。仕事が忙しいとそうならざるを得ないのかもしれないですけど、休む余裕なく計画を立ててたら、やっぱり破綻しやすいんじゃないかなと。
僕はあまり体力がないので、月曜から日曜まで全部頑張れって言われてももたないんです。なので、土日も基本的に勉強量は平日と同じにして、あとは休んだり遊んだりして、回るようにしてました。
プライベートとの両立に関しては私よりも妻の方が苦労したかもしれないですけど・・・(笑)
朝近所のパン屋さんに一緒にご飯食べに行ったり、コロナが落ち着いている時は夜少し出かけたり、短くても一緒の時間を作るようにしていました。
僕は短答対策を結構やった方で、始めたのも早かったです。学習を始めたのが2020年の2月くらいだったんですが、10月くらいから、一応予備試験の過去問を年度ごとに解いて、120点130点くらい取れるなというのを確かめて。そこから過去問の問題集を一日1時間くらい。年明けからはもうちょっと増やして、2時間3時間くらいかけていたかなと思います。司法試験・予備試験の全部で2周とちょっとくらいやりました。
自分用の模試として使うために令和2年の問題を全く見ずに取っておいて3月くらいに解いたんですが、173点くらい取れたんですよ。「これは多分いけるな」と早めの段階で安心できたので、そこから3~5月にかけては短答は実力を維持するくらいで続けつつ、論文の勉強ができたので、こういう進め方もアリかと思います。
勉強方法のおススメは、過去問の問題集をひたすら周回してやっていくことかなと思います。
過去問の問題集って「本番と同じ形式の過去問(体系別大問形式)」と「肢別で一個ずつ出ているもの」があるんですけど、僕は「本番と同じ形式の過去問」のやつのほうがいいのかなと思っています。
僕は、短答は160点ちょっと取って、とにかく受かればいいやという考えだったんです。なので、もう難しいものや分からないものは捨てようと思ってたんですね。
そのへんの相場観をつかむんだったら、問題その通りの形式をやった方がいいんじゃないかと。肢別だと、本当にただ一個ずつ〇×を見ていくだけでそこはつかめないと思うんです。
論文については、とにかく「早くたくさん過去問を書く」のが必要だなと思います。
僕は過去問に取り組んだのがかなり早かったと思います。2020年の2月に勉強を始めて7月にもう書き始めてましたね。もちろん何も訳分かってない状態で書くので、意味不明な答案をいっぱい作ってたんですけれど・・・。
「正解の答案と自分は今こんなに離れてるんだ」とか、もう「知識がないだけじゃなくて論理の流れもおかしい」といった感じで色々な課題が見えてくるんです。そういう課題を早く見つけるには、早めに始めるのがいいのかなぁと思ってます。
あと論証、論点も全然理解してないまま過去問を始めたので、僕にとって基本全部の問題が現場思考問題だったんです。そのおかげで、知らないものが出ても「今までやってきたことだし別に大丈夫だな」と思って落ち着いて取り組めて、自信にもなったかなと思います。現に結果は、難しい民事系の方が評価が良かったですね。
法学部卒でもなかったですし、自信がほしくて「誰よりも自分が一番書いたんだ」と思うために、大晦日も元旦も、結婚式の当日も書いてました。
そうですね、ほとんどそれしかやってないというくらい。「毎日朝論文を書く」のをずっと続けるのが勉強の中心で、339枚書きました。
とはいえ、最初の頃は過去問を「写す」くらいでした。一言一句写すんじゃなくて、自分なりに要約してみようとしてみたり。そして、2周目からは、六法だけ見て無茶苦茶で意味不明でもいいから解いて、何か書いてみるっていうのでやってました。
一つの過去問でも、2周目3周目4周目ってなるとだんだん書けるようになってくるんですね。
自分だけでやっていると「いい感じのことを書けてるのか」「全く検討違いのことを書いてるのか」判別がつかないことが結構あったんです。それで添削を出して教えていただいくと、自分の間違いに気づけたりもしました。
3周目か4周目くらいで、ある程度「これくらい書けるかな」っていう自信がついた後に出してました。それでもやっぱり、「理解が違いますよ」と指摘を受けることが結構あったので、やっぱり添削も出させていただいて良かったなと思っています。
「基本書をなんとなく読んでしまった」というのが失敗だったなと思ってます。
「知識が足りない」と自覚していたので、対策として毎日寝る前に1時間半から2時間くらい、基本書を少しずつ読み進めていったんですね。かなり大変だったんですけど、2週間くらいやった後、ふと「何も頭に残ってないなぁ」というのに気づいたんです。
基本書を使うならやっぱり辞書のような使い方が一番価値があるし、使う時間に対して知識が付きやすいのかなと。講義を先に一通り見て、ある程度概略を先に掴んでから、具体的に「ここをもう少し深堀りたい」とか、知りたい時に基本書を活用すればバランスがいいんじゃないかと思いますね。
答えになっていない気もしますが、「集中は保ってない」です(笑)
僕は全然集中力がない方なんで、勉強するとすぐYoutubeスマホ見たり、Twitter見たりとかすごいするんですね。そういう時はもう諦めて「今度やった時に頑張ろう」と。次やる機会があるように、ちゃんと計画を立てるというような感じでやってました。
Youtubeを見てしまうことも多かったですが、もし見過ぎてしまった時は、見終わってからやるはずだったことをバーッとやって、とりあえず「やった」という事実を作ってました。
モチベーションの方で言うと、僕はあんまり考えたことがなくて、自分の中で「この日までにこれを終わらせなきゃ」という計画に沿って、毎日とにかくそれをこなしていく感じで取り組んでいました。
その都度その都度全力で集中して勉強を続けるよりも、計画通りに淡々と進めた方が大分続けやすいと思うんです。
計画といっても精緻に決めていた訳ではなくて。2021年の予備試験から逆算して、ざっくり「この科目は毎日朝論文書いて」「夜はこの科目を聞いて」と向こう1ヶ月2ヶ月程度決めて、それが終わる直前くらいに「次のスパン何しようかな」って決めて・・・っていうくらい。
息抜きとしては、うまくいかない時は結構ジョギングしに行ったりとか。普段社会人で身体を動かすことは全然ないので、ちょっと運動を挟んでみるというのは有効だったかなと思います。
一個だけありました!(笑)
本を立てるグッズはすごい便利でしたね。
Twitterを見たら使ってる人がいて。それまでは自分で左肘で押さえながら写していて「書きにくいなぁ」「何とかならないかな」と思っていたんですが、これで解決できて良かったです。
挑戦したいなら絶対”今”ですね。
予備試験という試験的には、後に回して有利になることはないと思います。
自分の人生の兼ね合いの中では、後回しにするっていう選択肢もあるのかもしれないですけど、先のことは正直考えても分からないので、とりあえずは短いスパンで「今やった方が有利だ」って決断して始めちゃった方がいいんじゃないかと思います。
とにかく早くから論文をたくさん書くのが一番早く合格できると思います。
頑張ってください!
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