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- 予備試験 令和5年度試験 合格体験記(20)
令和5年度
予備試験
合格
大学生S.T様
東京大学法科大学院(既習)・国立大学 法学部 卒業
逆算プラン6期(現在の『合格フルパッケージ 』)
約3年半
3回
法曹への憧れ
短答600位台 論文200位台
いまロースクールの既修の2年生で、来年はもう在学中受験で司法試験が受けられる年になるので、最後に予備試験に合格して終われてよかったなと思います。
2020年に受講を開始してから、ずっと予備試験の合格を目標に勉強してきたので、その目標を達成したいと思っていました。
高校生の頃、将来の進路を考える上で、なんとなく法学部に進学したいなという気持ちがありました。法学部に進学する場合、将来のキャリアとして法曹という職業があるなと考え、興味を持ち始めました。
大学に入学後、模擬裁判に参加したり、弁護士の方の話を聞く機会があったのですが、その体験を通じてあらためて法曹っていいなと思ったことがきっかけです。
大学に入学する前は、法学部に行けば法曹の道に進めるという漠然としたイメージを持っていました。
しかし、大学で1年間授業を受けた中で法学部を卒業すれば、それだけで法曹になることができるわけではないことがわかってきました。
そんな中、司法試験の予備校を調べていると、予備試験という道があることを知りました。大学の先輩の中には、独学で予備試験に挑戦している人もいたのですが、独学は大変だという話を聞いたので予備校を探すことにしました。
きっかけは、資格スクエアのオンライン説明会に参加したことでした。
資格スクエアでは毎日オンラインで説明会が開催されていたので、すごく都合がいいなと思って参加しました。
その時に担当いただいた方の説明を伺い、講座のカリキュラムが非常にしっかり作られていて、この通りにやっていけば合格できそうだなと感じたことが大きいですね。
あとは他の予備校と違い、価格が安めだったというところもあります。
2020年の3月に学習を始めた際は、コロナウイルスが流行し始めた時期で、大学の授業がなかったので、その間は予備試験の勉強をしていました。
授業が始まってからは大体の授業には出ていましたが、大学の試験に向けた勉強をしなくても、予備試験に向けた勉強をしていれば点数は取れましたね。GPAも高く維持できたので、予備試験の勉強が大学の勉強の役に立っていたと思います。
文化系のサークルに所属していました。アルバイトは塾講師をやっていて、週に2~3回、3時間程度のシフトでした。
質問したその日に回答を返していただけることもあり、自分が質問した背景を覚えている間に回答を見られるため、その後の学習がスムーズになりました。
非常に使いやすかったです。
学習初期の段階から、講義を聞いていて疑問に思った部分についてどんどん質問していたので、いま考えると自分でもよくわからない質問を投げかけていたなとも思います。
例えば、その事案や対応する条文ごとに使い分けるべき知識について、画一的な正解があると思い込んでその部分について何度も何度も質問したことがありました。
それでも、質問の度に丁寧な回答を返していただけました。
↑講義画面から質問できる「ワンクリック質問」
疑問点を残さず学習を進められる
フォローアップも受講当初から利用していました。
学習初期は、学習の進捗状況を踏まえて今後どのように進んでいくべきかということを相談させていただきました。
予備試験が近づくとより具体的な相談をしていました。
例えば「模試を受けて今これぐらいの点数でした」といったことをお伝えして、「あとはどこを強化していけばいいか」といったことを具体的に教えていただく、という具合で利用させていただきました。
すごく有難かったなと思っております。
今思うと、もっとどんどん先に進んでいく方が良かったなと思います。
私の場合は質問をしながら丁寧に学習し、その範囲をしっかりと理解してから次に進むという流れで学習していました。
しかし、どれだけ質問して疑問を解消しようとしても、その科目の講義全体を一通り終えていない状態の知識では、質問の回答を読んでもいまいち理解しきれない箇所が多かったです。
初期の学習で憲法の講義視聴に、時間をかけすぎてしまったなということが反省です。
よくわからなくてもやっぱり先に進むべきだったなというのは思っています。
これは基礎講義だけでなく、そのあとの基礎問の進め方においても同じことが言えるかもしれません。
最初の受験は、予備試験の難しさがあまり分かっていなかったということもあり、短答も論文もバランスよく学習しながら最終合格を目指していました。
短答式試験には無事合格したのですが、論文式試験については1700番くらいの低い順位で不合格でした。
今思うと、過去問も全部回し終えていない程度の進捗具合だったので、まだまだ合格するだけの知識は身に付いていなかったと思います。
2回目の受験では今年こそは最終合格するぞという気持ちで挑みましたが、短答は合格するも論文は1点足りず落ちてしまいました。
まわりの受験生を見ていると、他の予備校の分厚い短答演習本を使ってる人が多かったのですが、私は分厚すぎるとやる気がなくなってしまうので、資格スクエアの短答対策講義とコンパクトな短答問題集をカリキュラム通りにやり切ることに決めました。
分厚い演習本を使っている人を見ていると、演習をこなすことだけに必死になってしまい、あまり復習ができていない人が多かった印象でした。
ですので、コンパクトで何周もやり切れる学習方法を選択してよかったと思っています。
この問題集については、3周から4周くらいは学習したと思います。
1周目は全ての問題を解き、2周目と3周目は間違ったところだけを演習し、解説を読むというように学習していました。
↑短答問題集は、『短答攻略クエスト』へ進化
短答対策もスモールステップで着実に実力が身に付く
(※画像は10期講座)
1回目の受験に向けて論文対策については、過去問を終わらせようと思っていました。
ただ、起案をする時間がそこまでなかったので、最初に問題を見て、答案構成し、講義を聞いて、復習するという流れでやっていました。
それでも試験本番までに時間が足りなくて、過去問3〜4年分は手つかずのまま残してしまいました。
論文式試験の会場でも、残ってしまった初見の過去問を見て勉強していた記憶があります。
1回目の論文式試験の成績が届いてみると、EやF評価ばかりだったのですが、1科目だけA評価の科目がありました。
その科目は特段得意というわけではなかったので、フォローアップで担当の方に結果をお伝えし、意見をいただくことにしました。
その際に、「論文の書き方としての方向性は悪くないので、あとはもう判例や論点の知識をちゃんと詰めていけば、大丈夫ですよ」と言っていただいたので、そこからは知識をしっかり詰めていくことを勉強方針としました。
とはいえ、インプットに時間をかけすぎないようにする点と、過去問を起案して最後まで書き切るというアウトプットのバランスは意識していました。
1回目の受験の合格発表の後に、分厚い演習本を何周もした人が落ちていたり、私より勉強量が多い人が短答で落ちてしまっていたことを知ったので、1年目よりも2年目のほうが短答に不安を持ちました。
そのため、前年受かっているからと気を抜かずにあらためて短答対策講座も視聴して、同じ資格スクエアの短答問題集を解くという学習をしました。
過去問については、答案構成を含めると3周くらいはしました。各科目1回は全部通しで起案したかなと思います。
過去問に手を付ける前には、同じ問題を何周もすることは解答を覚えてしまうため、意味がないと思っていました。
しかし、実際に何度も解いてみると、一度見たことがあるから頭を使わずに書けるということは全くなく、3周しても毎回同じようなところで悩んでいることに気が付きました。
過去問を周回することで、問題を処理するパターンを身に付けていった印象があります。
1科目F評価の科目がありました。その科目では、受験生みんなが書いている論点を落としてしまっており、それが要因で全然点数がつかなかったのだと考えました。
ここで重要なのは、知らない論点だったから論点を落としたのではなく、論点自体は典型論点であるのに、異なる角度の聞かれ方をした時に対応ができていなかったことです。
この点が自分にとっての課題であると気が付きました。
論文式試験の結果が出た前後でロースクールの入試があり、3つのロースクールを受験したのですが、現在在学中の東大ローも合格しましたし、その他の2つも奨学金付きの枠で合格したので、きちんと力はついてるなということをそこで実感できました。
そうですね、過去問をやりつつ、あとはローの授業についていきました。
2回目の試験の時と特段変わったことはしませんでしたが、勉強量は少し増えました。
一番大変だったことは、毎日継続して勉強するということです。
大学2年生になる春、勉強を開始した時には、周りに法曹志望で予備試験の勉強をしている人が何人かいたのですが、4年生になるとみんな就職活動を始めたり、公務員になることが決まっている人が多かったです。
そんな中で、自分は相変わらず予備試験の勉強をして就職も決まっていないという状態だったため、「ずっと勉強しかやってきてないけど大丈夫かな」と不安になることがありました。
けれども、「本当に少しの時間でもいいから、毎日欠かさずに勉強する」と決め、時間がない日も10分だけ論証集を開き、形だけでも必ず毎日勉強を続けました。
どこかで数日ブランクを作ってしまっていたら、合格に到達できなかったのではないかと思います。
問題と解答だけではなく、「この論点から派生してこういう問題もあるよね」「次はこういう聞かれ方するかもしれないよね」といった形で解説を通じて、解ける問題のパターンを広げてくれる話をたくさん入れてくださった点が良かったです。
また、2パターン程解答例の記載があり、ある論点について2つの学説がある場合には、その両方の説の書き方、また試験本番を意識した文量を短めにした書き方などを教えていただけたため、非常に勉強になりました。
長時間勉強することが苦手な方に向いているのかなと思っています。
ネットを見ていると、1日15時間勉強をしている方を目にするなんてこともありますが、私はそんなに長時間は勉強できませんでした。
それでも、資格スクエアの講義やテキストは、学習する内容を最初から大事なところに絞ってくださっているので、そこまで長時間の学習時間がなくても合格することが出来ました。
他の予備校だと膨大な量の論点や演習問題が用意されているようですが、私がそれをやっても結局全部は終わらなかったんじゃないかなと、今でも思っています。
その点で言うと、最初からある程度重要なところに絞ってくれていて、そこさえやっておけば合格する力がつけられるというカリキュラムの方が私には合っていたなと思います。
社会人の方は特にそうかもしれませんが、学生でも15時間16時間は勉強できないという方も結構いらっしゃると思うので、学生の方にも資格スクエアがお勧めかなと思います。
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