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- 予備試験 令和5年度試験 合格体験記(21)
令和5年度
予備試験
合格
大学生入江 倖輔 様
京都大学法科大学院(既習)・九州大学 法学部(早期卒業)
逆算プラン 6期(現在の『合格フルパッケージ』)
約3年
3回
法曹への憧れ
短答1393位 論文181位
安心したという感情が大きいですね。
今回が3回目の受験だったのですが、1回目の受験はまだまだ実力不足で短答式試験すら不合格、しっかり勉強して受けた2回目の受験は、短答式試験には合格しましたが論文式試験が600位台で不合格でした。
これまでの2回の受験時には手応え的にはあと一歩届かなかったという形で、今回本気で合格を狙いに行った上での最終合格でした。
理由は2点ほどあります。
1点目は、予備試験の合格自体が、法曹としての就活の場面で有利になるということです。
2点目は、これだけ勉強したからには予備試験合格という結果が欲しかったというところですね。
きっかけは高校2年生のころに観たドラマです。当初は検察官にあこがれていました。
予備校を選ぶうえで大切にしたことは、受験自体のハードルを下げるということでした。
予備試験について情報収集をした際に、合格に向けて一番最初のハードルとなるのは「受験に対して勝負できるレベルに到達する」ことであると感じました。
そのハードルを下げるために、独学では難しく、予備校を利用して正しいカリキュラムで段階を踏みながら学習をすることが必要だと考えました。
そのため、具体的にはカリキュラム・内容ともに凝縮されている講座を選択しようと思い、資格スクエアのカリキュラムが一番コンパクトにまとまっているなと感じたことが理由です。
通っていた大学では法曹コースを選択していたので、周りに法曹志望の学生がいる環境でしたし、中には他の予備校に通っている人もいました。
そんな周りの受験生たちが予備試験の試験範囲について全体を見られていない時点で、資格スクエアを選択していた僕は既に一周目の学習を終えられていたんです。
これは予備試験に向けた学習だけではなく、大学で良い成績を維持するという面でも大きなポイントとなりました。法律学習の全体像を早い段階で把握できていると、大学の講義で習うこと一つ一つの視点が深まるんです。
そのおかげもあり、大学を3年次に早期卒業することもできました。
そういった意味で実際に他の予備校と比べても、資格スクエアを選んだメリットを感じていました。
自分が周りの人よりも優秀だとは感じていません。
実は僕、高校受験に失敗しているんです。
その苦い経験を次に活かそうと考え、大学受験に向けた勉強にも早期から真面目に取り組みました。
結果として、出身の大学に入学することはできましたが、合格順位が151人中148番目と、本当にギリギリの合格だったんです。
その経験から、自分は少しでも油断をすると追い抜かれる立場なんだと常に自覚するようになり、コツコツと学習を進めるように心がけました。
ですので、早期卒業ができたのは資格スクエアでの学習が大学の試験に良い影響をもたらした結果だと思っています。
やはり講義が短くてコンパクトだという点が良かったです。
講義時間が1講義あたり30分ほどと、短めで受講しやすかったです。
講義時間が長いと、聴き続けること自体大変だと思いますが、集中力が続く適切な時間だったので、お菓子休憩などを挟みながら無理なく受けられました。
内容に関しても、合格に必要な箇所だけを教えてくださり、要点をおさえた講義だなと感じました。
そうですね、一番つらかった時期は2回目の短答式試験前ですね。
勉強する時間をあまりとることができなかったということと、短答対策への”飽き”がつらかったです。
論文対策の学習や、ローでの勉強は楽しかったのですが……
短答対策はただただ問題を解くということをしなくてはならないので、面白味を感じられないことがあり、この点が大変だなと感じました。
そうですね、これまでの勉強を振り返ってみて言えることは、「アウトプットこそが最良の学習である」ということです。
基礎講義などでインプットした知識も、問題を解いてアウトプットしない限りは、本当の意味で自分のものにはならないと思います。
インプットしたものをアウトプットして、理解が深まる。また次のインプットに進むと、それまでに学んだ知識が身に付いているからこそ、新しく学ぶ範囲についてもスムーズに学べる。そしてアウトプットで理解を深める。そのようなサイクルを意識していました。
学習初期の基礎問の取り組み方としては、解いてみて理解できていない部分はふせんをして先に進むという方針でした。
もちろん学習初期だけ取り組んでいたわけではなく、度々繰り返し演習をしていました。
↑入江様の基礎問のテキスト画像
ないですね。
いろいろな教材に手を広げることはしない方が良いと思います。
例えば過去問について、同じ問題を何周も解いていても、解き直す度に新しい気づきや疑問点が生まれるんです。
そういったことに気が付かない段階で他の教材に手を広げても、ただ自分の知識と時間を減らしていくだけだと思います。
ですので、狭い範囲に絞って深く勉強していく方がいいと思います。
特に過去問は実際の試験委員会が作成していますから、問題の質が非常に高いです。こういった質の高い問題を解くことが一番大切だと思います。
1回目の受験は短答不合格、2回目の受験は短答合格、論文不合格、3回目の受験で最終合格を果たしました。
そこまでのショックはなかったです。
自分がまだ合格レベルに達していないということがよく分かっていたので、この状態で不合格になりショックを受ける方がむしろおこがましいというか…。
1回目の短答式試験は結果としては不合格でしたが、自分の得点と合格ラインの点数を比較したときに、そこまで大きな差はありませんでした。
そこで、今の学習の状態を維持した上で、引き続き過去問の対策を徹底していけば合格ラインに乗るであろうと考え、論文対策をメインに学習を進めていきました。
難しい試験だなとあらためて感じたのを覚えています。
演習量をこなした上で臨みましたが、受かるか受からないかギリギリのラインだという手ごたえでした。
実際、ふたを開けてみると論文式試験の順位は640位で、全体的に見たら合格に近い方ではありましたが、合格者から見ると別におしくもない順位だったなと…。
まだまだ自分の実力が不足しているなと実感しましたね。本番で知らない問題が出た時に、その場で考える能力が乏しいと思いました。
2回目の受験の後、すぐにロースクールの入試がありました。
そして大学の早期卒業の単位認定試験もあり、かつ期末試験があったので、大学の試験に注力してた感じですね。
4月からはロースクールに入学し、それからは授業に追われていました。
予備試験に向けては、過去問を解いていました。
今まで解いてきた過去問の記憶をブラッシュアップして、答案を書く上での頭の使い方を整理しようという意識を持っていました。
量としては、3周ほど繰り返し演習することができました。フル起案するのは2周程度で、答案構成で1周程度という内訳です。
実はロー入試の過去問はほぼ解かなかったんですよね。
入試時期が大学の期末試験と時期がかぶっていたために忙しかったということもありますが、予備試験に向けたそれまでの学習内容で十分対応できると思っていたので、むしろそれまでやってきたことの復習をして臨んだという形です。
そのため、もちろん大変ではありましたが、苦戦はしていないです。
周りの友人たちの存在がプラスになりました。
特に高校からの同期で、自分とは違う分野で頑張っている友人の存在が大きかったです。
お互いに目指しているゴールは違いましたが、その友人を見ているとこちらもやる気が出ましたし、支えあっているような感覚がありました。
その他にも民間就職志望の友人も多くいたのですが、彼らは彼なりの大変さがあることをよく聞いていたので、自分の選んだ道と比べてどちらがいいとか、羨ましいという気持ちはなかったですね。
いざ学習を始めてみても、最初はこの試験自体の輪郭がぼやけてよくわからないものだなと感じると思います。
ただ、勉強を進めていくと、その輪郭が徐々にはっきりとしてくる時がきます。
そうなればこっちのもので、その後は法律という分野の中で様々な事柄への興味が広がってきます。それが試験勉強自体のやる気につながると思うんですね。
だから、まずはその段階まで頑張ってみることが大切だと思います。
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