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- 予備試験 令和5年度試験 合格体験記(22)
令和5年度
予備試験
合格
社会人大野 様(仮名)
製造業 営業職・経済学部出身
逆算プラン 6期
約3年半
4回
専門性の高い資格をとりたいと考えた
短答1200位台 論文130位台 口述一桁位台
製造業を営む会社で営業職をしています。大学では経済学部に在籍していました。
2020年に初めて受験し、そこから毎年受験しました。
各年度の受験結果は、20年(短答不合格)、21年(短答合格、論文不合格)、22年(短答合格、論文不合格)、そして、2023年の4回目の受験で最終合格を果たしました。
今年の受験をラストチャンスだと考えていたので合格することができ、安心しています。
どこかで区切りをつけないと、家庭と仕事の両立が苦しくなってきたという点が大きいです。
また、ここから劇的に点数が伸びるということはないなと感じたことも理由にあります。
試験日にあわせて自分の学力をピークに持っていくことです。
仕事の繁忙期と試験の直前期が重なることが多く、大変でした。
ここはうまくやる方法が見つからなかったので、なんとか乗り切れるように頑張りました(笑)。
仕事柄、スキマ時間が多かったので、その時間を有効活用するように学習していました。
具体的な工夫としては、確保したスキマ時間で何をするかの取捨選択です。
自分の学習状況でその時に何をすべきなのかを考え、特に最後の1年間は、アウトプットを重点的にやっていました。 講義を聞く時間はほとんどゼロだったといえるかと。
平日で3時間程度、休日で長くて5時間ですね。
平日は朝6時から9時ぐらいまでの間を、答案を書いたり、問題を解いたりという時間にあてていました。
夜は、寝る前に記憶・暗記物ですね。論文式試験で使う論証を頭の中で唱えながら寝るなんてことをしていました。
↑実際に使用されていた論証集
仕事で専門職の方とお話をする機会が多いのですが、専門的な知識を持って仕事をされている人に漠然とした憧れが出てきたことがきっかけです。
働きながらそれが実現できる、かつ、その資格を取ることができた時に今の仕事を辞めてもいいと思えるものを探したら、司法試験、予備試験しかなかったという感じです。
働きながら独学でなんとかなる試験ではないと思ったので、最初から予備校を利用することを決めていました。
社会人の一番のメリットは、ある程度お金を持っていることだと思っていまして、そのお金で時間を買うべきだとすぐ判断しました。
例えば、独学で10年かけて合格するくらいなら、お金をかけてその半分の時間で合格した方が絶対価値があると思います。
社会人で校舎に通学するということは無理だったので、オンライン予備校を探していました。
いくつかの予備校を検討して、一番オンライン学習に特化しているのが資格スクエアだと感じたので、選びました。
子どもも小さかったので家族の時間は大切にしたかったのですが、オンライン学習のおかげで家族との時間も確保できた点も、オンライン特化の資格スクエアを選んで良かった点です。
やる気が上がったり下がったりといったことはありませんでした。
むしろ、モチベーションが下がったらやめようと思ってました。
あとはマインドセットについてのお話ですが、合格できないという前提で仕事も頑張っていました。
背水の陣で臨むと、様々な場面で悪影響が生じると思うので、最悪合格できなかったとしても仕事を頑張ると割り切ろうと思っていました。
そのため、気持ちに余裕を持ちながら勉強をできていたかなという気はします。
また、司法試験が終わってから色々な方からお話を伺い、あらためて仕事をやめなくて良かったなと思っています。
というもの、仕事を辞めて受かったとしても、学生の方の合格と同じ土俵に立つことになってしまうんですね。
だからこそ仕事を続けながら合格することに価値があったなと。
まだ一つの事務所の面接しか受けていませんが、今の仕事の話をかなり聞かれますね。
法律を学んだことのない初学者にやさしいなと思いました。
法律知識ゼロから始めるという状態で、オンライン予備校で勉強するという環境で本当にやさしいところから教えていただけた点が良かったです。
また、勉強の進め方についても、「早めにアウトプット中心にしてください」と口酸っぱくおっしゃっていただき、初学者にとってすごく優しい・やりやすい講座だったなと思います。
講義で使われているスライドがとても見やすく、わかりやすかったです。
他の予備校さんの講義を目にしたことがありましたが、講義の作り方として、テキストを先に作成してそれを講義画面として映しているのか、講義で使用する教材としては少しわかりづらい印象を受けました。
一方で資格スクエアの場合は、講義のために作成されたスライドを使用して講義をされているように感じ、視覚的にも理解しやすかったですね。
↑資格スクエアの講義画面(※画像は10期講座)
各講師が作成したスライドを一緒に確認しながら講義を進めます
講義を視聴するだけだと、分かったような気になってしまうので、さらに問題を解いて自分の理解度を確認するようにしていました。
今振り返っても、早い段階で短答の問題に触れるということは、やっておいてよかったと感じています。
結果的に試験までの期間でより多く過去問に触れることができ、有利になりますし、学んでいる科目のゴールを認識することができます。
どこまでも無限に知識を深めることができる分野なので、ゴールが見えないと、なかなか先にも進めなくなる可能性もあるなと感じました。
「講義を視聴したら、短答の問題を解く」この勉強法はこれから学習を始める受講生の方にもお勧めしたいです。
自分の頭で考え、手を動かすということが、論文対策のトレーニングでは一番大事なところですので、基礎問で早めに手を動かす学習に取り組めたという点で、すごく良かったと思います。
また資格スクエアの基礎問は、短くて解くのが簡単なんですよね。
内容もシンプルなので、最初に取り組む演習としてはすごく使いやすいと思います。
他校の論文対策講義を受講したこともありますが、ある程度勉強が進んで短答合格レベルまで達してからなんとか歯を食いしばってついていけるレベルかなと感じました。
基礎問を解いて、解説講義は家事をしながら聞くといった進め方でしたね。
カリキュラムをしっかりこなすということに集中できたことが要因だと考えています。
まだ合格しないだろうと思って受験した1年目の短答式試験の点数が、大体全体平均の点数だったんですよね。
その時点で基礎講義と演習を軽く1周した程度での進み具合だったので、このペースでカリキュラムをこなしていけばまず大丈夫だろうと思い、2年目の受験に臨むことができました。
論文の採点基準が結局わからなかったというところですね。
何を書けば点数をもらえるのかが、非常にわかりづらかったです。
21年7月に論文式試験を初めて受けましたが、その時はもう手応えもなくボロボロだったなと感じ、来年頑張ろうと思いながら帰ったことを覚えてます。
ただ、いざ結果を見てみると意外と悪くなくて、順位も1000位ぐらいだったんですよ。
この手応えでこのくらいの順位なら、もう少し学習したら合格圏内に入りそうだなと思って、翌年臨みました。
22年の論文式試験では550位くらいで、あと5点程度だったんです。
あの論点に気づけていたらということがあり、未だに後悔しています…。
とはいえ3年でこれだけ結果を出せたという点は自信につながりました。
最初はもちろんインプット中心だったのですが、後半の2年間ほどは、極端な話をすればアウトプットしかしていないですね。
例えば他校の答錬を受けると、解説講義もついてきますが、これもほぼ視聴しませんでした。せっかく購入したのにもったいないですが、解説だけを読んでもう終わり。次の問題の教材が欲しいという感じでした。
時間があれば解説講義も視聴したかったのですが、時間がない中で学習する時に捨てるべきはここだと判断しました。
その方の年齢によってもかける言葉は変わると思います。
20台前半くらいの方でしたら、ロースクールに行くという考え方も良いかなと思いますね。
30台半ばくらいからロースクールに行くとなると、職務経験が途切れることになるのでそれは個人的にすごく怖いです。
ですので、ある程度の年齢の方は、やはり働きながら予備試験経由で司法試験合格を目指した方が良いと私は思っています。
そして挑戦を決めた方に対しては、「お金で時間を買ってください」と言うと思います。
とにかく合格までにかかる時間を短縮する。
お金で時間を買うという手段を取らず、学生と同じやり方をしていたら、可処分時間の差で社会人は負けてしまいますからね。
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