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- 予備試験 令和6年度試験 合格体験記(1)
令和6年度
予備試験
合格
社会人山井様(仮名)
理系学部出身
4期・逆算プラン 7期(現在の『合格フルパッケージ』)
3回
短答602位 論文180位
“超スキマ”勉強時間の“習慣化”合格法
子どもの頃からのあこがれ
口述試験の当日にやらかしたなというところがあり、「もうダメかな、でも、もしかしたら合格できているかな」と半信半疑だったんです。
ですので、合格していてとても嬉しいです。
3回目です。合格年度の前年は短答合格で、論文不合格でした。
最初に興味を持ったのは、子どもの頃です。
弁護士の先生に法律問題について相談するバラエティ番組を観ていて、その頃から漠然と法曹って面白そう、かっこいいなという憧れがありました。
大学入試の際には法学部への入学の選択肢も頭によぎりつつ、文系科目の成績があまり良くなかったので、理系の学部に進学しました。
その後就職するのですが、働きながらでも合格のチャンスがある予備試験の存在を知り、また、仕事の都合で受けた試験を通じて勉強する習慣がついたタイミングでもあったため、チャレンジしてみようと思い立って勉強を始めました。
実は2018年に受講を開始した際には、その翌年に妊娠・出産をしたので全然勉強できなかったんです。
そのため、ちゃんと勉強し始めたといえるのは、21年7月に再受講をしてからということになります。
育児もそうですが、仕事も今も続けているので、育児・仕事・勉強の同時並行で挑戦しました。
仕事には影響が出ない範囲で勉強していくことは決めていましたが、家でも子どもが起きている間はなかなか勉強の時間が取れませんでした。
確保できていた勉強時間は平均で、平日は通勤時間を活用して2時間+子どもが眠った後の1時間ほど、土日はむしろ平日よりも忙しく1時間ぐらいでしたね。
色々な予備校さんを検討しましたが、費用がおさえられている面とオンラインで完結するという面がかなり大きかったです。
また、無料講義を受けてみて、本当に初心者の私でもわかりやすく説明してくださっていたので、資格スクエアであればゼロから始めてもしっかり理解していけるだろうなと、感じたことが決め手になりました。
法律について本当に全く知らない状況だったので、全てが新鮮で楽しかったです。
例えば、よくドラマ等でも出てくる「保釈」は、お金が返ってくるということも勉強をしてみて初めて知りました。
通勤時間や歩いている間に耳からの講義音声でインプットをして、電車内で論文の答案構成を行ったり、短答のアプリを解いたりとスキマ時間をフルに活用していました。
何とか効率的にやっていこうという意識でたどり着いた勉強法です。
自分にとって強みだなと思えたのは、自分自身がもともと早口なため、講義も速いスピードで視聴することができたということです。
資格スクエアの講義画面には倍速機能があったので、3倍速で聞いていました。
どこから手をつけていいか分からないという状況の初学者にとって、小さいステップでどこから手をつければ良いのかがわかりやすく、論文対策に進みやすいため、基礎問はありがたい教材でした。
『短答攻略クエスト』(資格スクエアの短答対策アプリ)の存在が一番大きかったです。
例えば、エレベーターを待ってる間のちょっとした時間にも、周りにも気兼ねせず単にスマートフォンを使っているだけの見かけで演習ができましたし、スマホでネットを見るとか、Xを見るのとかと同じような流れでできるので、精神的なハードルも下がりました。
心がけていたのは、とにかくたくさんの問題数に触れるということです。
少なくとも過去問と同じ問題が出たら解けるようにすることを目指していました。
↑スキマ時間で積み重ねた問題演習
『短答攻略クエスト』は忙しい受験生の心強い味方
短答式試験の時も論文式試験の時もなのですが、私が試験会場に行く時に娘が号泣してしまい、試験の合間にも夫から泣いてるよという動画が送られてきたりしました(笑)。
その時には「今年受からなかったらもうやめよう。でも今は娘を泣かしてでも来てるんだから、精いっぱい頑張ろう!」という気持ちでやり切りました。
しかし、その年の論文式試験は不合格でした。
ただ、結果が返ってきて見てみると、あと100番ぐらいで合格できる順位でした。
そこで、「やっぱりもう1年頑張ってみよう!」と思い、翌年の試験に向けて勉強を続けました。
そうですね。これもまた多くの過去問に触れて、とにかく手を動かすということを目指しました。
相変わらず机に向かう時間を1時間以上とることは難しかったです。
そのため、通勤電車内の20分間で答案構成のメモをスマホや本に残しておいて、帰宅してから子どもを寝かしつけた後、机に向かって50分以内でなるべく起案する(答案を書く)という勉強を実践しました。
最初の頃は、答案構成のメモから起案までに時間が空いているので、書こうとしていた内容を思い出せなかったりと苦労もしました。
ですが、いつの間にか試験時間内に答案が書けるようになっていました。
日頃余計な負荷をかけて勉強していたことが結果的には良かったのだと思います。
論文を自分で書き始める段階で挫折を感じました。
初期の講義視聴の段階では、新しいことをどんどん知ることができて楽しく進められていました。
しかし、いざ自分で論文を書こうとすると、ある程度理解できていたはずが全然わからない、何を書くかすら浮かんでこないということがあり苦労しました。
書けないとなったときにある程度模範回答をみてしまい、それをなんとなく覚えて書くという方法を過去問を利用して数年分やってみました。
すると、前よりも文章の流れをつかんで書けるようになったという経験をしました。
「答案の型を体で覚えられた」という表現になるのかなと思いますが、この経験は大きかったと思います。
論証集をひたすら読みこんでいました。
論証を使って規範を立てた後のあてはめは、一度できるようになれば、しばらくやらなかったからといって出来なくなることはないと思います。一方で、論証は忘れてしまうので。
試験本番で、今まで覚えてきた論証を何とか1つでも多く・正確に書けるようにするという点に力を入れていました。
↑資格スクエアのオリジナル論証集(画像は「フレーム・論証集」)
持ち運びやすい大きさで、学習初期から試験直前まで使える
もちろん時期によってはありました。
ですが、通勤電車に乗ったら何かをやるということを習慣付けていたので、モチベーションにかかわらずとにかく勉強することを心がけていました。
仕事、育児、予備試験の勉強と生活の軸が3つあったので、どれにせよ大変な時期があって・・・という感じでした。
ですが、1つが辛い時に他のものが息抜きになり、またそれが辛くなるともう1つ他のものが息抜きになる、というようにバランスが取れていたような気がします。
当時は添削を一定以上出すとボールペンがもらえるというキャンペーンをされていたので、それを目標に集中的に出したんだと思います(笑)。
まわりに同じ試験の合格を目指す勉強仲間がいない状況だったので、添削は自分の答案を客観的に見てもらえるという貴重な機会だと思い、そういった意味でも意識的に多く提出していました。
やはり私がそうだったように、初心者でかつ時間に制約がある人にこそ勧めたいなと思います。
初学者向けに優しいところから理解できる講義になっていますし、完全オンラインで必要なエッセンスを濃縮してまとめてくださっているので効率的に学べます。
今、予備試験に挑戦する選択肢があることに気が付いたということは、まだ子どもの頃に持っていた法曹への憧れが残っているということだと思います。
予備試験の合格は、子どもの頃の憧れを大人になってからでも実現できる珍しい目標です。
もしこのタイミングでこの目標を見つけたのであれば、目指してみてもいいんじゃないかなとお伝えしたいです。
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