【目次】

勝ちパターンとは何か?

ポイントは、「目標(=合格)までたどり着ける」こと

 

勉強を開始されて間もない方はまだ手探り状態かと思いますが、
既に2ヵ月、3ヵ月あるいはそれ以上経つ方は、自分の中で「勝ちパターン」を見つけられていますでしょうか?

これを自分の中で確立できているか否かは、合否に影響するポイントですので是非確認してみてください。

 

勝ちパターンとは何か?

置かれている環境が異なれば勉強の進め方や進捗にも違いは出ると思いますが、
皆さん今の方法を続けさえすれば、合格できると自信を持てていますでしょうか?

勉強範囲が膨大であり、勉強期間が長期に及ぶ弁理士試験においては、途中で不安になってしまうことも当然あると思います。

しかし、不安を持ち、迷いながら自信なく進めてしまうことはよくありません。
合格のためには、まず、自分のやり方に自信を持ってやりきるということが前提として必要です。

その上でその方法が、ただのパターンではなく、"勝ち"パターンとなっているかが重要です。

 

ここで言う勝ちパターンとは、
「その方法にリソースを割いて繰り返せば、目標までたどり着ける型」
のことです。

例えば、下記のようなパターンが考えられます。

土日(5~6h/日):
①テキストを一読(+条文チェック)+②関連範囲の過去問を数年分解く+③わからないところを明確化した上で講義を聞く+④復習

平日(1~2h/日):
⑤土日にやった内容の復習+⑥講義を進める+⑦「⑥」の復習

土日(5~6h/日):
⑦「⑥」の復習+⑧「⑥」に関連する範囲の過去問を数年分解く+①~④のセット

当然ながら最初のうちは、過去問を解いて、解説・条文・青本・テキストを確認するのに時間がかかります。
そこで、過去問は時間がまとめて取れる土日に行います。
土日は、①~④のセットをできる限り進めます。

一方、時間の取れない平日は、⑤~⑦のセットで進めます。

そして、その週末には⑦+⑧+①~④を行います。

忘れてはならないのが、復習を隙間時間でも効率的にできるよう仕組み作りを行っておくことです。
(参考:こちら

また、成果を見える化しておくこともモチベーションを維持するために有効です。
例えば、下記の表を基に解き終えた過去問の欄にチェックを入れるようにすることで、3ヶ月もすればある程度進んだという実感を持てると思います。

 

テーマ別出題頻度(特実)
章立て

全体は
こちら

 

ポイントは、「目標(=合格)までたどり着ける」こと

過去の記事も読んでくださっている方には、またか、と思われてしまうかもしれませんが、
ここでも「過去問」が登場しています。

少し話が逸れますが、皆さん「VUCA(ブーカ)」という言葉を最近耳にしませんでしょうか?
VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字からできています。

この言葉は、簡単に言ってしまえば「目まぐるしく環境が変化し、先行きが予測できない時代」というような文脈で使われています。
私たちは、現在、過去の経験が活かしにくく先行きの不透明な環境下で生きているのです。

一方、資格試験はありがたいことに、VUCAの時代には突入していません!
この世界においては、確実な指針となる(=過去の経験が活きる)「過去問」を活かすことが生存戦略として最も優れています。

インプット及びその復習だけでは、目標までの「距離感」が掴めません。制限時間のある中で目標にたどり着くには、「距離感」を認識した上で、それを無くしていくことが必要です。

私は、馬鹿の一つ覚えのように、過去問、過去問と繰り返していますが、
皆さんが取り組む際には工夫をするよう意識していただきたいと思います。
具体的には、

・この条文は直前に暗記してしまった方が効率が良さそうだから直前暗記リストに加えよう
・この条文の5項はまだ出題されていないけど、他項の出題パターンからするとこう出題されそう
・この条文の主体要件が他の条文と混同してしまいそうだから、表にまとめて整理しよう
・内容は知っていたのに問題が解けないということは、一面からしか理解できていないということだから、青本を見直したり、過去問の類題をまとめて解いてみよう

といったように、過去問から学び・発見し、次の行動に繋げることができるかどうかは、皆さんの取り組み次第です。

日々着実に、目標との距離を縮められるようなパターンを作って、自信を持って進めて行きましょう!

 

 

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