【目次】

避けるべき3つのポイント

 ・①計画を立てず何となく進めてしまう

 ・②計画の立て方を間違えてしまう

 ・③正しく計画を立てたものの、実行しきれない

 

前回の記事「試験日から逆算して危機感を持つ」では、週20時間の勉強時間と仮定して試験日までの残り時間を計算し、とるべき対策について考えてみました。

その後も、残り時間の使い方について引き続き考えてみましたが、
計画の立て方で大きく結果が変わってしまうのではないかという結論に達しました。

今回はそのあたりについて、触れたいと思います。

 

避けるべき3つのポイント

改めて、不合格となってしまうパターンを考えました。

大きくは、下記の3つに分類できるかと思います。

①計画を立てず何となく進めてしまう
②計画の立て方を間違えてしまう
③正しく計画を立てたものの、実行しきれない

 

<①計画を立てず何となく進めてしまう>

①は言うまでもありませんが、これだけ膨大な量を試験日までにこなさなければならないので、
何となく進めていては確実に間に合わないという結果になります。
まず、計画を立てることは必須です。

 

<②計画の立て方を間違えてしまう>

②は注意が必要です。

そもそも、計画とは何か?と考えると、
「合格ラインと現状のギャップを埋める道のり」と言えます。

これに従うと、よくある
「この講義をいつまでに視聴する」
「このタイミングで講義の復習をする・過去問を解く」
という計画の立て方では不十分であることに気が付きました。

なぜなら、最終的には「試験日に合格ライン以上の点数が取れる」ところまで到達しなければなりませんが、
上記はその途中過程にとどまってしまっているためです。

一度解けるようになった問題(論点)も、時間が経てば忘れてしまうものも当然あります。
そのため、<覚える→忘れる→思い出す>を繰り返しながら、試験日までに合格ラインを超える歩留まりを目指します。

先ほどの「この講義をいつまでに視聴する」「このタイミングで講義の復習をする・過去問を解く」は、
合格ラインに達するために必要不可欠ですが、その後の<忘れる→思い出す>の繰り返しにかかる時間を考慮していないので、
試験日に間に合わないということになりかねません。

試験当日問題を読んで、「知っているはずなのに思い出せない、、」という悔しい思いをしないためにも、計画の立て方に注意してください。

私は、短答式試験であと1問届かず落ちた経験があります。
答えを確認して、「ああ、これ知ってたのに、、」と本当に悔しい思いをしました。

皆さんには、こんな思いは絶対にして欲しくないと思います。

 

<③正しく計画を立てたものの、実行しきれない>

③が最大のハードルです。

どんなに完璧な道筋を描いたとしても、それを実行する部分が一番大変であり、難しいことです。

最初の計画から修正をせずに最後までやりきれるケースは少ないと思いますので、
計画を修正し、どこかで後れを取り戻さなければ当初目指していた水準に届かないことは明らかです。

仕事の都合などで大幅に計画から乖離してしまうことがあると、
モチベーションも下がり、結局計画が蔑ろになってしまうということもあると思います。

中には、そうなってしまったら次の試験を諦めてしまう、という方もいるかもしれません。
しかし、それは非常にもったいない行為です。

もし、計画を細かく立てたとしても修正が頻繁に必要になり、それが嫌になりそうだと見込まれる方は、アウトプットの成果基準のみの計画を立ててみてください。

例えば、
「9月までに特許法の短答過去問(10年分)を7割正解できるようになる」
「12月までに意匠・商標の短答過去問(10年分)を7割正解できるようになる」
という具合です。

注意点としては、マイルストーンの間隔が荒くなれば、進捗の遅れを認識し、危機感を抱くタイミングが遅れてしまう可能性があるということです。

アウトプットの成果基準のみで計画を立てる際には、計画を絶対に達成するというより一層強い気持ちが必要です。

 

 

仮に、残り時間を踏まえると講義を聞いていては間に合わないという状況であれば、テキストを一読し、すぐに過去問に取り掛かる、という方法もあります。

完璧なインプットを求めて全然進捗が進まないくらいであれば、部分的にでも内容を抑えてアウトプットできるようになった方が合格に近づきます。

当然ながら、この方法を予備校として推奨しているわけではありません。
このような方法をお勧めしては、私も先生にも怒られてしまいます。。

それでもあえてお伝えしたのは、どうしても一定層の方は「時間が全然足りない」という状況になってしまうためです。

その時点で、試験を見送るという意思決定をせずに、過去問だけでも解いて試験に臨んでいただきたいのです。

仮に不合格という結果になってしまったとしても、
「あれだけでも意外に点数が取れた」という結果になれば、自信を持って次に繋げることができます。

 

少し極端な例を出してしまいましたが、それくらいアウトプットを重視していただきたいということです。

現時点では、まだまだ最後の手段を取るには早いですから、上記を参考に計画を見直してみてください。

 

 

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